震災後の東京で、
タイトルのような言葉を、

僕は、
きくちゆみさんからもらった。

働いているお店も、
原発の今後のことがわからないから、
先週末からお休みになっている。

僕は、部屋にいたとき、
地震にあった。モノが落ちてきて、
ひとりで、あぁ、死んだって思った。

その後、被災地と原発が心配になった。

ゆみさんやいろんな方と
本などで、言われていたことが、
起こり始めた。

言われていたとおり、
真実を伝えない報道や政府や電力会社さん。

不安だらけの東京の部屋から、
一度離れて、自分を見つめなおす必要もあった。

放射能の恐怖と、
あまりにも、普通に生活する人々と
自分のまわりとのギャップに混乱し始めた。

文昭さんに、いつものように、
「考えすぎーー」って
大笑いしてほしくて、電話したら、

「離れたほうがいいです」
と、いつもと違うことを言われた。

先日、僕は、東京を一度、離れる選択をした。

それぞれの選択ではあるけれど、
彼女も妹も一緒についてきてくれた。

そんな、東京を離れた僕を、襲ったのは、

なにもできない自分の無力さと、
自分だけノコノコと東京を離れてしまったこと
などから、やってくる自分を責める
ネガティブパワーだった。

文昭さんは、
「今、健康に生活することも行動のひとつだ」
って、少しは楽になったけれど、
どんどん自分を責めてしまう。

なんとか、動きたい。

そんな中、今日は、
田中優さんの話を聞きに行った。

今日も響いたのは、やっぱり、

「命か経済か」という
言葉でした。

あまりにも驚いた真実が、たくさんあった。

その中のひとつ。
優さんは、昔、東京電力の方々に連れられ、
今回事故のあった、福島原発へ
視察に行ったことがあった。

そのときに、ひとつのボタンをみつけた。

事故が起こったときに、
核分裂を止めるために、
ホウ素を注入するボタンだそうだ。

「これを押せば、何があっても、安全です」
と電力会社さん。

だけど、今回、
そのボタンが押されることはなく、
外部に、放射能が漏れた。
東京にも飛来している。

報道では、
「ただちに人体に影響はない」と、
エックス線検査と照らし合わせて、
安心させようとしているけれど、

レベルは、同じでも、
浴びる時間が、全然違う。

内部被爆の怖さを報道しない。

「命」の重さを報道してほしい。

そして、今、被爆をしながら、
毎時100ミリシーベルトというレベルの中、
自衛隊員や、消防隊員の方々が、
ホウ素入りの水を放水して、
「命」を張って食い止めている。

ボタンは、なぜ押されなかったのだろう。

ホウ素ボタンを押せば、
原発は、確実に廃炉になってしまう。

原発が、1日止まるだけで、
2億円の費用がかかる。

建設費も作業費も、今までかかっている。

「命か経済か」

その選択を迫られたとき、
僕は、どうするだろう。

今回の震災は、「人災」であると
田中優さんは話していた。

人が人として、「生きる」ための経済が、
お金のためだけの経済になっている気がする。

もともと、人を喜ばせることが、
商売ではなかったのだろうか。

生きるためにお金を使いたい。
生きるためにお金が循環する
社会がやってきてほしい。

命のための経済であってほしい。
と、僕は、思う。

電力会社さんは、
たくさんのカラクリを作った。

今回の震災の負債を
東京電力さんは、払うことができない。

今が変われるときだと思う。

こういうことを書いたり、話すと
だったらどうするの?とか、
自然エネルギーは、カスだ。とか、
気が狂ったのか?とか、
今まで、言われてきましたが、

考えすぎなどでは、ありません。

田中優さんは、
政府の公式文章や、電力会社の公式発表。
データをもとにして、
自然エネルギーで経済がよくなることを、
しっかりと、伝えてくれています。

今の電力不足も、
止まってしまっている火力発電が復旧すれば
復活すると、伝えてくれています。

こんな今だからこそ、
ひとりひとりの、「意識」の変革を。

もうすでに、ことは起こっている。

僕は、「命」を選択したい。

「放射能と人間は共存できない」

ぜひ、田中優さんのお話を聞いて、
それぞれの魂に問いかけてください。

「何のために」


2011年3月13日
「田中優 原子力発電の現状」
①http://www.youtube.com/watch?v=HnfC1G8VJ3E
②http://www.youtube.com/watch?v=otYhPp0t2W4
③http://www.youtube.com/watch?v=quzVu1UY2ts
④http://www.youtube.com/watch?v=TK-CxbAbtHo
⑤http://www.youtube.com/watch?v=s3-YeDFcelQ

下まで読んでくれてありがとうございます。