心配していた人手不足はますます深刻化し、今春の新規採用者数はとうとう50名を割ってしまいました。不味いですねえ。

採用活動とあわせて、離職率抑制も大きな課題です。しかし、退職して清々している人へ「何でウチを辞めたのか」と、いちいちヒアリングするのもむずかしい。

労組もその辺のデータは分析していないらしいし、何か良い手はないものか。と採用担当部所で知恵を絞った結果、弊社から独立起業された社長さんがた(お歳は90~60歳台)をお迎えし、親睦会がてらイロイロと昔話をお聞かせいただくことになりました。

誰もが忘れたい黒歴史から、何か学べるかもしれません。

ブラック企業時代の弊社は従業員に対して如何ばかりの乱暴狼藉を働いていたのか、言葉を選びながら思い出を語っていただいたのですが、……キッツい内容だなあ。

私が生れる前や転職してくる前の、かつてまかり通っていた精神論や根性論を修正し、パワ原さんたちを排除し、セクショナリズムから情報共有化へ向かい、ようやく現在へ至ったワケですねえ。感慨深いなあ。

 

そういった新旧比較を新入社員へ説明したところで、「やっぱりこの会社ブラックやんけ」と思われるのが関の山です。

何よりも労働条件の改善、つまりお給料と休暇が大事なのですよ、と偉い人達へ説明したのですが、「まあ、がんばれ」という反応ばかり。

具体的に何をどう頑張るのか、まず経営陣が示してくれよ(意訳)とオブラートに包みまくった表現でお伝えし、来年の今頃はどうなっているのかとても心配になった3月1日。