台湾犬界史の記事を作り直そうとしたら資料集めが予想外に難航。結局完成できず、しかも宮本佐市獣医の証言が中心になってしまうという結果になりました。

他には無いのかと日本や台湾のレポートを漁ってみましたが、どれもコレも宮本先生の名が登場するんですよね。偉大だなあ(敗戦後の身を案じていたところ、戦後のペット雑誌で宮本先生の名前をお見かけしたので一安心)。

 

 

先日は父親に呼び出され、「全国各地の同窓生とWeb会議をするのでサポートしてくれ」ということでカメラの死角に待機しておりました。高齢者同士のネット会議ってどんな感じなのでしょうか?

……興味津々で眺めていたところ、意外と皆さん手慣れたご様子。私のタブレットに入れておいた大量のPDF資料もスクロールしまくっているので、父を手伝うこともありません。パワポやPDFの概念は知ってるのねと驚いたら、当たり前だろと言い返されました。

 

しかし最初の挨拶こそお行儀よく始まったものの、途中から「資料がわかりにくい」「音声が悪いな」「もっとゆっくり喋って」などと野次が飛び交い始めました。皆さん、ミュートにするのを忘れていらっしゃるようです。

父親も副音声に参加し、「演説じゃねえんだから短くまとめろよ」などとゲラゲラ笑っているので横から手を伸ばしてマイクをオフにしました。

他人の発言中は静かに拝聴するというルールが通用しないとは。カオスだ。

会議の終了後、「無駄な時間とは言わんが、配布資料を読めば済む内容だったな」と父に感想を述べたところ「会議の内容なんかどうでもいいんだよ。これはお互いの生存確認の場なんだから」とのこと。そういう使い方もあるのね。

 

自社で問題化している年配層の業務デジタル化促進、あれに活かせる教訓はないかと思ったのですが、堅苦しく考えるよりもユルユルなコミュニケーションの場として慣れ親しんでもらうほうが早道かもしれません。

社内会議で野次を飛ばしたらケンカになりかねませんが、何も発言しないお地蔵さんが並んでいるよりは賑やかでいいかも。