奉納演奏in青森県弘前市岩木山神社にて 




第八回全日本横笛コンクール、無事全日程終了致しました💡


コンクールに参加された皆様、企画・運営に携わられた皆様


本当にどうもお疲れ様でした❗


そしてどうもありがとうございました✨


並びに、私のみならず参加された各出演者の皆様方を応援して下さった皆様も本当にどうもありがとうございました✨


今回のコンクール、個人的な目標としては


『去年の様に全く音が出ないという状態にはならない事』


というのがありました💦


忘れもしない去年のコンクール


緊張で手も足も指もそして唇も全てガタガタと震えて、幾度なおしても唄口が唇からズレてしまい、全く音が出ないという散々な状態でした


演奏後は悔しくて情けなくて、控え室で声を上げて泣いた一年前


今年は、自分でも


『あ、今の音良かったな』


とか


『ここは綺麗に吹けた❗✨』


と思える処があり、後半は失敗もしてしまいましたが失敗は失敗として、去年の様などん底状態の落ち込み方ではなく


『悔しい❗来年こそ絶対綺麗に吹いてみせる‼』


と、心底悔しくも顔を上げてまた次へと前を向ける気持ちで終えられた事が本当に良かったなと、自分でも思っています


今年はいつまでも下を向いていた一年前の私とは確実に違う私に出逢えたコンクールでした


去年も同じ事を何処かに書いたと思いますが、入賞とかは到底自分には程遠いと自覚がある為、今年もそれを目標に考える事はありませんでした


ならば何故コンクールに出るのか


それは『自分の日常に非日常を発生させる事によって増す、人生の豊かさ』を求めての事です


普段演奏活動をしている訳ではない私には、大勢の人の前で吹く事は通常ありません


加えて、極度のあがり症の私にとって人前で吹くという行為は、はっきりと苦手の部類に値します


篠笛を始めて早5年


多少吹ける様になり、5年も経つとこちらが望む望まないに拘わらず、少しずつ……本当に僅かですが、人前で吹く機会が不思議と増えて来た様に思えます


そしてその瞬間は、はっきりと自分にとっての『非日常』です


これは持論ですが『非日常』は『冒険』と同じです


冒険は様々な経験値と、精神的な豊かさを与えてくれます


それは自分を確実に成長させてくれるものの様に思えるのです


とはいえ、冒険には『危険』も『恐怖』もあります


出来れば避けて通りたい


安心な場所で安全に過ごしていたい


それが一年前のコンクールエントリー前の私でした


けれど、自分の人生に豊かさという『宝』を望むなら、いつまでも避けて通る事は出来ないのだという事にも気づいたのです


コンクール実行委員長の佐藤ぶん太先生主宰のこのコンクールは、いわゆる優劣を競い合う通常のコンクールとはちょっと違うと感じています


このコンクールは


『笛を愛する仲間達が一堂に会し、自分の実力を発揮・確認しつつ互いの努力を讃え合い、みんなで笛を楽しむ祭典』


だと思っています


ぶん太先生がコンクール開催のみならず、打ち上げや交流会にも細やかに気を配りつつ、毎回楽しい工夫や趣向を凝らした仕込みを念入りに施し、本当に細心の注意を払って半年或いはそれ以上の時間を掛けて参加者1人1人を気にしつつ向き合い蜜に連絡を取り合い、各個人の細かい意見や要望、疑問にひとつひとつ丁寧に応じて準備をされていた事は、参加された皆様全員がよくご存知の事と思います


参加者がコンクール前から交流を図れる様にとメッセンジャーでグループを作り、連絡事項のみならず青森を楽しむ為の情報を提供されたり、質問や要望に迅速に対応されたり


本当にとても大変だった事と思います


そうして作り上げられたコンクールは、優劣を競い合うものではありませんでした


お祭りです


笛好きみんなが心から楽しめるお祭りでした


このコンクール期間中、恐らく『1度も心から楽しめなかったし一瞬足りとも笑顔になれなかった』という方は1人として居ないと思います


また、周りが見知らぬ人や親しくもない、話した事のない初対面の方ばかりという中でも、誰からもあたたかい声を掛けられなかったという方も恐らく1人も居なかったのではと思います


そう考えると本当にこれは凄い事だと思います


ぶん太先生のみならず、企画・運営に携わられた皆様が、このコンクールの為にどれだけの細心の注意を払い尽力されたのかが、本当に伺い知れます


繰り返し明記しますが、このコンクールは『お祭り』です


勿論、優勝を目標にしても良い


でもしなくても良い


他人の評価を求めても良い


求めなくても良い


笛を、日本の横笛を愛するみんなが心から楽しめさえすればそれで良い


そんな優しさと自由さを毎回肌で感じます


コンクールと銘打ってはいますが、コンクールとしての敷居自体は誰にでも簡単にまたげてしまえる敷居だと思っています


コンクールというものに苦手意識のある方が参加しても、きっと楽しめるだろうと思います


そんな方がもし来年参加されたなら、また新たな笛友を迎えられる


勿論、互いの成長を喜び合う事も


そんな楽しみや期待も抱けるこのコンクール


来年も自分なりの目標を持って挑みたいと思っています


改めて


皆様、本当にお疲れ様でした❗


そして心から


どうもありがとうございました‼✨