こんばんは
閲覧ありがとうございます。
今回は「カニ缶に紙が入っている理由」です
画像はお借りしています。
カニ肉のたんぱく質の中に硫黄成分が多く含まれ、容器の鉄分と結合して硫化鉄という成分ができ、肉に黒い斑点ができてしまうことがある。
また、「ストラバイト現象」といってカニ缶や鮭の缶詰にガラス片のようなものができることがある。
身の成分と缶の鉄やすずが化学反応を起こしガラス片の様なものを作り出す。
これにより変色したり味を悪くすることがある。
これを防ぐために紙に包んである。
包んである紙は硫酸紙(パーチメント紙)加工紙の一種。原紙を濃硫酸に通して表面の繊維を変化させたもの。
薄くて耐水、耐油性がある。
現在では缶の表面から鉄が出ないようになっていて紙は不要とされているが、カニ缶の長年のイメージと高級感があるのでそのまま紙を入れている。
品質維持のために入れていた紙ですが、保存技術が向上し必要なくなっても、カニだけの特別な高級イメージでそのまま入れられているんですね。