こんにちは
閲覧ありがとうございます。(≧▽≦)
それでは早速ですが
本膳料理をザックリ見ていきましょう。
日本料理を調べると必ず出てくる
本膳料理、会席料理、懐石
その中の「本膳料理」
日本料理の源流として必ず出てくる
しかし
何故だか分かりにくい
(-。-;)
それもそのはず、
実は現代では名残を残すのみで
本来の姿では残っていません。
現代使われている本膳料理は店が独自で
使っているだけで本来の「本膳料理」とは
全く違うもの。
室町時代に大饗料理(だいきょうりょうり)から
武士の文化で発達した「本膳料理」
余りにも儀式的でマナーも厳しかったので
廃れてしまったようです。
では「本膳料理」
実際にはどのようなものだったのか??
画像はお借りしてます。
図にするとこんな感じで
画像はお借りしてます。
汁!多いぞ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
本膳料理の一例
位の高さやおもてなしによって膳や料理の数が変化する
コースでいうなら
式三献(しきさんこん)
雑煮
本膳
二の膳
三の膳
与の膳
五の膳
硯蓋(すずりぶた)
からなり
式三献と雑煮の後に場所を変えていたため、この二つを本膳料理に含まないという考えもある。
実際は食べず「見る」料理が多く、食事をすること自体に儀式的な意味合いがある・・・・らしい。
ナンノコッチャ(_ _。)タベナイノ??
この後に、能や狂言などあり、後段と呼ばれるうどんやそうめんといった軽食や酒の肴が出され、ここで本来の意味の酒宴になる。
式三献(しきさんんこん)
一つの盃を巡る酒宴の礼法。
一献、二献、三献と膳を3度変え、大、中、小の盃で九杯の酒をすすめるもの
一つの盃をみんなで回して飲んでそれを3回繰り返す・・・的な???
結婚式の三三九度はこれが起源と言われている説がある。やんちゃな人達の兄弟の盃なんてのもこれがもとでしょう。
雑煮
式三献に出される酒の肴
正月に食べるものと一緒ですが、具は決められていました。
ここで場所移動
本膳
ごはん、本汁、膾(なます)、坪(つぼ)、香物
本汁 : 味噌仕立て 魚のつみれなどを入れる
膾 : 小鉢のこと(和え物又は酢物)
坪 : 汁の少ない小煮物(蒸してあんをかけるような料理)
香物 : 種類の違うものを2種類
二の膳
二の汁、平(ひら)、猪口(ちょく)
二の汁 : すまし仕立て 貝の汁や潮汁
平 : 魚、肉、野菜など3品か5品盛り付ける
猪口 : お浸しや和え物を盛る
三の膳
三の汁、小付(こづけ)、造り
三の汁 : 本汁とは異なる味噌仕立て
小付 : 酒の肴になるような和え物
造り : 刺身かそれに準じた料理
与の膳
「四」は死を連想し嫌われていたため「与」となる
焼き魚で箸はつけず持って帰るもの
五の膳
引き物御膳とも呼ばれお土産用
「台引」とも
結婚披露宴の引き出物や折り詰めは与の膳、五の膳の名残という説がある。
硯蓋(すずりぶた)
江戸時代からのもので、卓袱料理(しっぽくりょうり)が影響とも。
きんとき、羊羹、寒天などや日持ちのするもの(かまぼこなど)が盛ってあるもの
箸つけず持ち帰る。
などなど
そもそも位やもてなしによって膳の数が変わったりするので、とある一例として。
普段のご飯で
ご飯は左で、汁は右、おかずは奥
これは本膳の形の名残
画像はお借りしています。
一汁三菜とかも本膳からで
二汁五菜、三汁七菜と
必ず奇数になる
これは奇数を”陽”とし偶数を”陰”とした
陰陽五行説から
子供の「お食い始め」
2膳からなる形は本膳の名残
画像はお借りしています。
「えい!えい!おー!」
の掛け声も
式三献から
( ̄□ ̄;)
式三献は戦前にも行われていてその時の掛け声
「えい(鋭)えい(鋭)」大将が言う
「お(応)-」家来が言う
1人で「えい!えい!おー!」というのは
本来間違えらしい。
昔、よく言われた
「かけつけ3杯」
宴会に遅れた人にペナルティーとして飲ませていたアレ
式三献のマナーに実際にあって
遅れて来た人は3杯飲まないと
酒宴に参加できないという名残という説あり
そもそもが
武士が公家の文化をまねして儀式的な要素たっぷりで始まった「本膳料理」
いろいろ凝りすぎて結局歴史から消えてしまった・・・・のではないだろうか???
現代は名残ほどしか残っていない「本膳料理」ですが
形式を砕いて気楽に食べれるようにしたのが
「会席料理」
現代にもある料理です。
おしゃか様から現代にたどり着きそうですね!
( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
昔から名前はよく聞くけど
はっきり言って知らなかった
(///∇//)
本膳料理
今回でやっとお友達になれた気がします(笑)
では
最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
またお越しください
( ̄▽+ ̄*)