校区が小学校から一番遠い所でした。向かいの家の子は別の小学校区でした。
野良犬が四六時中、街中をうろうろしていました。
いつも通学路はそんな犬たちをすり抜けないと辿りつけないのです。
もちろん番犬も各家に飼っていました。
今の犬たちはどうしてあんなに、無口なんでしょう。声帯があるのかな? なんて思ってしまいます。
昔の犬は吠えてなんぼの存在感、存在価値がありました。何しろ番犬でしたから。
私はいつも野良犬や番犬に吠えられ、追いかけられながらの登校。逃げたら余計に追いかけて来るのですが、やっぱり逃げてしまって、また追いかけられていました。怖かったーーーーー!
当時は「犬捕り」というのがあり、野良犬を捕まえてリヤカーで保健所へ運んで行きました。
子供心に聞く「キャンキャン」という鳴き声が今でも、うっすら耳の奥底に残っています。
原っぱやでこぼこの埃道で、今では考えられないくらいの自然が広がっていた時代でした。
また明日をお楽しみに😊
写真は文とは全然関係のない枝垂れ桜です🌸