やっと総合病院にたどり着いたのが今年1月のこと。

まず総合的な部署で全身を検査し、関係しそうな科に回される、と言う流れ。

この日は初診のため、問診票を書き、脇と首の触診、エコー、レントゲン、造影CT(造影剤を注射してから撮るCT)、心電図の検査を行ってもらった。



触診とエコーは前院でもやってもらっていたため、腫れてますねえと言う感じで終わった。

造影CTについては、以前婦人科で造影剤を使用した際に具合が悪くなった(吐き気)ことがあったが、腕に注射する今回の造影剤とは種類が異なるようで、今回は全く問題なく検査できた。

ただ、造影剤を体に入れる瞬間は緊張したし、全身が熱くなる感じがして心配になったが、「普通の反応だから大丈夫ですよ」とのこと。

熱いのは体感1分くらいで終わった。

あとはひたすらいろんな部署を回って上記の検査をしてその日は終わった。

5時間近く病院にいたかな。



後日、結果を聞きに行った。

レントゲンでは上の方に影があり、縦隔腫瘍があると言われた。

脇にも首にもあるのに、心臓周りにもリンパの腫れ?腫瘍があると。

その他は特に問題なし。

やはり生検をしないと確定診断に至らないため、外科に回され、まずはオペしてもらうことになった。



私の場合は一番最初に気づいたのは脇のリンパの腫れだった。

初発がどこかはわからない。

最初は首のリンパを取る予定だったが、首よりも脇のリンパの方が大きく腫れているため、予定を変更し、脇の2㎝弱のリンパを丸っと取ってしまいましょう、と外科の先生に言われた。

(たぶん、首のリンパを取る方が合併症が少ないからそちらから取ろうと判断したのかな。脇は合併症が出やすいと、ネットには書いてあった、実際今もやや合併症?あり)

脇のリンパを取るといっても、乳癌の方が行うリンパ節郭清とは違うため、ほとんど後遺症はないと思って良いよ、と言われた。

首だと日帰りでオペ出来るらしい。

脇だとこの病院では一泊入院で、局所麻酔でオペするとのこと。



後日、局所麻酔がどれほど大変なものなのか思い知らされることになる、、、



小さい子どもが2人いるため、なるべく入院は避けたいが、一泊で済むようでホッとした。

今後抗がん剤治療となれば何週間も入院しないといけないだろうけど。



どんな辛い痛い検査も治療もやるしか選択肢がないからね、、、

命が助かるためにはやるしかないのよね。

予定を組んでもらって帰宅した。



体の症状については、脇のしこりを見つけた時は全く無症状だった。

しこり自体は動かせる、触っても痛みはなし。

首もしこりは痛くなく、若干首を動かそうとすると突っ張る感じのみ。

でも、胸の辺りがツキンとする感じはたまにあった。

痛いかと聞かれると痛くはなく、文字通りツキンとする感じ。

でもたまに極軽度の痛みを感じることもあった。

B症状と言われる発熱、寝汗、体重減少はなし。



とにかく検査検査で、治療まで進めていないもどかしさがずっとある。

けど全てが必要な検査だと言うのは理解できる。

この病気は治療方法を決めていくにあたって、型とステージを決めるのがとても大事だと言うことはわかるし。

でも焦りは常に感じるなあ。



この日に院内の相談コーナーで限度額適用認定証の説明を受け、後日申請した。

この病気になった方は必ず申請した方が良いと思います。

申請すると、自分の収入に応じて医療費が約5万円までとか、約8万円までとか、1ヶ月で支払う限度額が決まるので、それ以上かかった場合は払わなくて済むようになります。

保険証のように、月に一回受付に提出すれば良いと。

面倒なのは、外来と入院とではまた別になるということ。

例えば限度額が約5万円の人は同じ月に外来と入院が重なってしまうと、医療費がたくさんかかってしまった場合、倍の10万円くらいになることもある。

それについてはさらに後日申請するといくらか返金があるとのこと。