固定電話 | 食育・菜園・お料理・暮らし w9w9miyochanわくわく奮闘記

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日々の暮らしの「わくわく」を綴っています

正月休み明けから、
またまた実家に滞在中。
この連休明けまで滞在予定。
プーが幸いしています。笑。

夕方、それもすっかり暮れた時間になると、
時々固定電話が鳴る。
すると、どんな遠い所にいようと、
どんなにのんびりしてようと、
おじじが受話器を取る。

「はい、もしもし」
決して名前はゆわない。

「○○さんはいらっしゃいますか?」
(おばばの名前)

「おりません」

「どちらにいらっしゃいますか?」

「遠い所に行ってます」
(殺しとる…)

機転のきく奴はここで、

「失礼しました」
と電話を切る。

機転のきかない奴は、
「いつお戻りになられますか?」
とくる。

「もう戻りません」

大抵はここらで終わる。

ここから先はもうね、ムカつくばかり。

「いつ頃ですか?」
「何でお前にそんな事言わんならんっ!」
ガチャン!(向こうから)

「先日お話させていただきました」
「いつですか?」
「一年ほど前です」
「おかしいなぁ、もう三年になるがなぁ」
ガチャン!(むこうから)

「あなたはどなたですか?」
「そういうあなたはどちらさんですか?」
ガチャン!(向こうから)

それでも根掘り葉掘り聞いてくる奴には、
「となりが交番だから、お巡りさん呼んでくるわ」
ガチャン!(向こうから)

「チーン」
ガチャン!(向こうから)

おばばが出ると株だの投資だのと、
おばばには理解不能な言葉を並べたてて、
巧みに色々誘い、
また聞き出そうとする。

今や固定電話はじじばば世帯には、
ただのムカつく機械に他ならない。

知った者からの連絡は全て携帯に入る。
それでもいざという時には大抵携帯が役立たずになるので、
外すわけにはいかない。

向こうは大抵静かな感じで、
大々的にかけまくってる感じはない。
個人がマンションかなんかの一室からかけまくってる感じ。

せやけど、
ほぼ向こうから切られるのんがムカつくなぁ。
あちらさんはもう次の電話に気持ちが向かってんだろう。
この会話はあちらさんの心にはカケラも残ってないんやろう。
カケラが残るような人は、
きっとこんな仕事は向いてない。
顔の見えないお仕事。
騙そうと、
つけこもう、丸め込もうという心しか見えないお仕事。
夕方から一体何時間、
そして何軒に電話してるんだろう。

あちらさんには何も残ってへんけど、
こちらさんにはムカつくばかり。
何だかなぁ。