世界は19世紀後半から2世紀かけて豊かになった。
その理由は、当時のオランダ、イギリスを皮切りに
持続的な経済成長を遂げる国が増えてきたから。
では、世界は、いつ、どのうようにして
持続的経済成長を可能にして、豊かになったのか?
という問いを設定して、世界各国が本書が定義する
「経済成長」を遂げた要因を考える。。という
一見、興味深い内容。。。なのデスが。。。
正直、内容はザンネン(笑)。
そもそも「経済成長」が第一次と第二次産業革命前提で
世界経済が飛躍的に成長した第二次世界大戦後や
むしろグローバル化でさらに成長が加速した90年代以降の
成長の要因に関する分析が抜けている(笑)
なんでたとえば人口論も、マルサスの人口論ベースの考察が中心で
マルサスの人口論を突き抜けた農業革命の要素は取り扱わなかったり
人口ボーナス論もスルー。。
まぁ。。産業革命という観点での「経済史」という意味では意味ありマスが
その考えをアジア4頭のトラ各国や中国など
20世紀後半以降の経済成長にこじつけるのは、チョット無理あるかと(笑)。
経済成長について幅広い研究を匂わせるタイトルだっただけに
期待値と読後のギャップが大きかった感。
こういう研究も、あるんダナ…という意味では「勉強」になった一冊(笑)