2024年、かてきょのどくしょ。1冊目は。。

2023年、さいごの1冊につづき カトリーン・キラス゠マルサルさん。

 

最新刊から読んで彼女の文章力に惹かれ

さかのぼってデビュー作も購入。

おもしろすぎて正月1日で読んじゃいまシタ(笑)

 

 

アダムスミスからケインズ、ゲーム理論、新自由主義、金融工学

…とわたる「経済学」に対し

 

コレって精神性と概念性、合理主義に偏向した

社会の事象から「オトコの価値観」的、利益追求経済ダケ取り上げて

 

オトコの価値観の対極にある肉体性や愛など

ケアの経済もろとも「オンナ」的な要素はなかったコトにする

 

オトコ社会バンザイなイビツな宗教みたいなモノデスよネ

と秀逸な文章力で痛烈に指摘して、「経済」のアップグレードを主張…

 

じゃぁそのアップグレードってなに?の具体的な記述はないものの

オトコ社会に女性の観点でクサビを打つ、痛快かつ建設的な一冊。

アル意味、経済学をコレからダイジなもう一つの目線で解説する「教科書」とも言える。

 

ゼッタイ男じゃ書けない、この自由な展開と精巧な展開のつながりが秀逸な文章力。。

どこかで見覚えあるな…と思ってたらビビアン・スーさんのエッセーに共通してる(笑)

ソレくらい、文章力がセカイイチなくらい秀逸だし、破壊力抜群の表現が痛快。

 

 

そしてコノ本、日本語は2021年出版だけど…英語は2015年出版

彼女の母国スウェーデンでは2012年出版!!

 

2012年って…ボクがはたらく女性のかていきょうしをはじめて口コミで広まり

予約4ヶ月待ち状態になって…翌年メディアで取り上げられはじめた。。

というタイミング。

 

ボクが女性に気づきと自信と勇気のキッカケを届けようとアクションしてた頃に…

海の向こうではソノ想いを昇華するカタチで、

経済学にカウンターパンチ放ってた女性がいたんだナって想うと

なんだか嬉しくなったし、ボクの10数年にわたるかてきょの活動が

なんか報われた気がした、2024年さいしょのどくしょでした。