タコ作りと言っても簡単なもの。
既に療育センターの方で、画用紙をジャバラ状に折っているので、
そこに好きな絵を描き、
タコ糸をセロハンテープで貼り付けるだけだ。
息子はジャバラ状の画用紙を持つや、
片側をまとめて持ち、
「ハリセンだ
」。療育の先生、
「やると思ってましたよ」と見事に見抜かれてました
絵は、各子ども達の個性をよく表す。
カラフルで細かなポケモンの絵を描く子、
ちっちゃな可愛らしい絵を描く子、
ダイナミックな子。
息子はコレだ
ゾンビ～
ゾンビは直ぐに描き終えて
「出来た！」と言うので、
「まだお時間はあるから、鉄砲の絵でも描いたらいかが？」と言ってみると、
「おっ
そうだな
」とウキウキ描く。ゾンビの隣に描いてある『AK47』とは、AKB48の間違いなどではない。
鉄砲の型式だ。
私など鉄砲といえば、
ワルサーP38～
と、ルパン三世の歌で知ったものしか知らない。なのにヤツは、独学で鉄砲の事をよく知っている。
全く子どもの興味には恐れ入る。
鉄砲を描くとイマジネーションが刺激されたらしい。
今度はゾンビに、力一杯 点々を描いて、赤クレヨンで血をダラーーッと描き始めた
その点々を描く際は非常に力が入っており、カッカッカッカッとスゴい音で、
ほかの子どもさんから
「うるさい！」という声があがる。
調子の悪いときなら、こんな風に言われてしまうと
「キーーーーーッ
」となってしまうところだが、この日の息子は
「ごめんごめん」と受け流せた。
療育の先生が
「今からちょっとうるさくなりますって、言ってから点々描いたらいいんじゃないですか？」と提案すると、
コレも素直に
「おお、そうか。
今からちょっとうるさくなりまーす」と、早速実行だ。
描いた絵は気色悪いが、
息子はとても上機嫌で描いたのだ。
しかし、なんかコノ気色悪い絵・・・、
専門家から
「この子どもの心は荒んでます」とか言われそうな絵だよ
