第８２回京滋句会２月紙上句会 202４年２月２１日
兼題「ひとり吟行」 互選：特選１句（２点）、平選５句（１点）"
秋月；投句
23 笹鳴や半音低い京なまり 秋月 8点
🌸🌸[穂心◎]京都のうぐいすの鳴き声が半音低い訳ではない。一般に京ことばはお公家さんの話し方をまねて声を落として喋るのでしょう。見事な取り合わせ句です。
🌸🌸[凜◎]うぐいすも少し低い声で鳴いている、京都ですね。
🌸🌸[峰月◎]京都の笹鳴きだから低いのでしょうか「低き」が文語体かな。
🌸[草径・]京都弁は優しくておっとりして私には響く。笹鳴きとの取り合わせが面白い。
🌸[美千代・]"
33 廃線路取り戻したる蕗の薹 秋月 2点
🌸[光影子・]廃線の侘しさを蕗の薹が救う。
🌸[凜・]
1 鼻と鼻まずくんくんと猫の恋 秋月
29 バレンタインや郵便受を確かめる 秋月
31 盆梅や父の庭下駄擦れてゐる 秋月
秋月；選句選評
26 春霞婚礼前撮り後楽園 勝彦
前と後と霞の配置に、人生を感じた。
16 撫で牛の膝なでる掌や淡き梅 光影子
北野天満宮の梅と撫で牛、合格しましたか?
27 幼児の握りしめたるつくしんぼ 穂心
「つくしんぼ」がよかった。幼児の得意満面の笑みが浮かびます。
39 芽吹く木々確と見つめて龍馬像 茉胡
龍馬が日本の芽吹きを見ている。
2 野鳥来て池の薄氷ほぐしゆく 光影子
47 初音聴く心急くまま行く古道 穂心
１位(８点）笹鳴や半音低い京なまり 秋月
２位（5点）掌にスマホ車窓の春を置きざりに 美千代
２位（5点）供花も無き清盛の塚冴返る 茉胡
２位（5点）風花の舞ひて密やか銀閣寺 如尚
２位（5点）春塵や互ひに見せぬ恋みくじ 茉胡
参加者（１０名）穂心、草径、茉胡、峰月、如尚、凜、勝彦、美千代、光影子 秋月
今日は「猫の日」
日本の「猫の日実行委員会」が1987年に制定した記念日は、猫の鳴き声「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで2月22日に定められている。 猫の日（ねこのひ）は、いくつかある。
なお、猫の日は世界各国で制定されている。
ねこちゃん飼ったことある？
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