マスクをしない人ねらう 2022年2月8日(火)

 

コロナ萌マスクをしない人ねらい  〈いわきり秋月〉

(ころなもえ ますくをしないひとねらい)

 

【季語】   下萌(したもえ) 初春

【子季語】  、草萌

【関連季語】  春の草

【解説】   早春、去年の枯草に隠れるように草の芽が生え出ること。下萌の「下」は「枯草の下」の意。下萌には、確かな春の訪れと厳しい冬を耐えた生命力が感じられる。

 

【例句】

下萌や大気うるほす朝の雨  稲畑汀子

があります。

※「萌」の例句はみあたりませんね。

 

【掲句】

掲句はコロナの急激な広がりを詠んでいるが、少し問題がある。

自分の句には解説しないものだが、少し整理してみたい。

①   これは俳句なのか。

自問自答している。

②   「萌」と「マスク」は季重なりではないのか。

 マスクは冬の季語。「萌」は春の季語。今は原則として春だから、「萌」を季語として詠んだつもり。図らずも「マスク」は年中使われるようになったが、「コロナのマスク」は季語ではないと思っている。が、

③   「萌」は解説にあるように草などの芽を出すことである。その点からいえば、コロナが萌えるのは本意を満たさないのかもしれない。それに対して、初春の今はまだ寒い、冬の「マスク」が補完してくれていると、勝手な解釈をしている。

④   まだまだあるとは思うが、

いずれにしてもコロナ禍には充分気をつけて、罹らないようにしたいものですね。(^o^)

 

良いことがありますように 

今日も元気で頑張りましょう。