カッコ内は関東地区。監察医朝顔 好調キープ
(朝日新聞、毎日新聞視聴率欄より作成)

 

1、NHKニュース7 (20日) NHK 21.6% (23.3%)

2、連続テレビ小説 おちょやん (19日) NHK 17.9% (17.5%)

3、ポツンと一軒家 ABC 17.7% (15.2%)

4、全豪オープン 女子シングルス決勝 NHK 17.5% (19.5%)

5、情報7Daysニュースキャスター MBS 16.5% (13.2%)

6、相棒    ABC 16.1% (15.5%)

7、大河ドラマ 青天を衝け #2 NHK 15.3% (16.9%)

8、報道ステーション (15日) ABC 15.1% (?)

9、有吉ゼミ SP  読売 14.8% (15.4%)

10、月9 監察医朝顔  関西 14.7% (11.8%)

11、プレバト才能ランキング MBS 14.5% (?)

12、かんさい情報ネットten (17日) 読売 14.4% (----)
13、ザ!鉄腕!DASH!! 読売 14.1% (13.5%)
14、世界の果てまでイッテQ 読売 14.0% (12.8%)
14、おしゃれイズム  読売 14.0% (?)

16、日曜劇場 サイコなふたり MBS 13.8% (14.7%)

17、サンデーモーニング MBS 13.7% (14.9%)

18、大阪ほんわかテレビ 読売 13.3% (----)

19、ニュースウオッチ9 (15日) NHK 13.0% (?)

20、サザエさん 関西 12.8% (10.0%)

 

今週のランキングはご覧の通り。監察医朝顔がドラマのなかでも非常に好調で関西地区では二桁を切ったことがない (関東では一度だけ9.5%を記録している)。しかし、関テレ系は今週不調。ランキングに朝顔とサザエさんしかないということは「今週はだめだった」という意味である。

 

プレバトは向こう敵なしの状態が続き、2021年も安定している。昨年よりも平均視聴率が少し落ちているが、それでも及第点をキープしている。MBSが誇るドル箱番組である。

 

あさイチ (19日) NHK 12.7% (12.0%)

行列のできる法律相談所 読売 12.6% (?)

踊る!!さんま御殿 読売 12.5% (12.8%)

そこまで言って委員会NP 読売 12.5% (----)

真相報道バンキシャ 読売 12.4% (14.6%)

Mr.サンデー 関西 12.2% (?)

よーいドン (15日) 関西 11.8% (----)

木曜ミステリー 遺留捜査 ABC 11.5% (11,6%)

サラメシ NHK 11.6% (12.3%)

所さんの目がテン 読売 11.4% (?)

青のSP スクールポリス #6 関西 11.4% (8.5%)

おはよう朝日です (19日) ABC 11.0% (----)

池上彰のニュースそうだったのか ABC 11.0% (?)

ドラマ オー・マイ・ボス! MBS 10.6% (11.8%)

木曜ドラマ にじいろカルテ ABC 9.7% (10.0%)

木曜劇場 知ってるワイフ 関西 9.1% (7.6%)

炎の体育会TV MBS 8.5% (9.0%)

ミライモンスター 関西 7.1% (?)

S-PARK 関西 6.3% (?)

競馬BEAT フェブラリーステークス 関西 5.6% (6.0%)

 

 

【考察】 お化け番組「プレバト才能ランキング」

 

先日、ナイトスクープの件で述べたように視聴率ランキングに残るためには、少なくとも13%から15%という高い数値を取らないといけない。しかもこれを毎週クリアするのは至難の業といえる。この厳しい審査を毎週クリアしている番組はバラエティでは「ポツンと一軒家」と「プレバト」、それ以外を含めると「情報7Daysニュースキャスター」と「バンキシャ」しかない。ここでは「プレバト」に触れる事にする。

 

「プレバト」はMBS制作のいわゆるメイドイン関西の番組で、俳句、絵画、生け花、ちぎり絵などの様々な趣味・教養分野を通じてゲストの隠れたセンスをプロ監修のもと審査していくものであり、関西地区で2018年暮れより平均視聴率15%以上を取っている「お化け番組」である。年間平均視聴率も2019年、2020年ともに15%を超えており、木曜日夜を代表する番組に成長した。しかし、最高視聴率は2020年4月のSP回での19.7%であり、いつもあと一歩のところで20%という夢の大台に届かず、悔しい思いをしている(瞬間最高視聴率に関しては20%超えを何度か達成している)。

 

さらにプレバトが勝ち続ける理由として「敵がいない」というものがある。日曜のイッテQと一軒家、金曜はナイトスクープと脱力タイムズといったように、同じ曜日に放送されている番組同士は熾烈な視聴率争いを繰り広げることが多いが、プレバトは独走しているため、他局の番組は付け入る隙が全くない。他局は一桁後半に甘んじ、木曜の夜は辛酸をなめている。昨年末にVS嵐の最終回が放送されたが、それでも善戦していた。

 

2020年12月20日 

16.0%・VS嵐 最終回SP  

12.4%・プレバト (通常放送)

 

【木曜夜7時台の番組】

・THE突破ファイル (日テレ)

・VS嵐 → VS魂 (フジテレビ)

・ハナタカ優越館 (テレ朝)

・どうぶつピース (テレ東)

 

2020年秋頃より13%台に低迷したが、2021年に入ってからは今年度の初回放送で14.2%を最低値とし、そこからは一度も13%に落ちることなく視聴率をキープし続けている。日向坂とお笑い第7世代で対抗する「THE突破ファイル」、相葉雅紀と後輩ジャニーズで対抗する「VS魂」が、帝王プレバトにかすることも出来ない状態が続いている。突破ファイルに至ってはプレバトよりも多額の製作費をかけているにもかかわらず、2018年10月のスタート以来、一度もランキングはおろか、数値すら判明したことがない。そのため、関西で人気なのかどうかも分からない。

 

いずれにせよプレバトの独走状態が続いている。他局の番組の現状が変わらない限り、木曜日の覇者としてプレバトは君臨し続けるだろう。

 

【おしらせ】

視聴率のページマスコットとして「赤ずきんモンチッチ」を採用。赤い頭巾をかぶったモンチッチが「視聴率ページ」の目印です。