世界への招待 「ギリシャへの旅」🇬🇷


遥か昔からギリシャの生活と経済は地形の影響を受けてきた。険しい山岳地帯、辺境の谷間、本土から遠く離れた半島、加えて1400以上の島々からなるギリシャでは陸路を旅することが困難であるため海洋国家へと転進を図った。


現在、世界第2位の商船保有数を誇る海運大国となり、輸出入の90%を海運に頼っている。農業国であるが観光産業も重要な収入源になっている。温暖な地中海性気候や美しい景観、古代遺跡がある。紀元前5世紀ごろに西洋文明の中心地、民主政治の発祥の地として発展し、ソクラテス、プラトン、アリストテレスなどの思想家が有名。


ギリシャ正教会


キリスト教徒のほとんどがギリシャ正教会に属している。4世紀にイスタンブールで成立し、ギリシャ、東ヨーロッパ、ロシアで多くの信者をもつ。


伝統音楽


ギターに似た弦楽器のブズーキは伝統的な音楽で使われる。民族舞踊や民族衣装、民族音楽は復活祭など宗教的な祭事や結婚式などの特別な機会に現在も使われている。


コリント運河


アテネは細長いコリント地峡によってイオニア海から隔てられていたが、1893年にこの地峡を通る運河が切り開かれた。全長6.3kmだが両側には断崖が切り立ち、船一艘が通れるほどの幅しかない。


ヤギはとても重要


ヤギは体が丈夫で岩場でも足元が確かなため山岳地帯での飼育に適している。また少ない食料でも生活できる。ヤギの乳はヨーグルトやチーズに使用され、皮は加工して革製品にされる。特に子ヤギの皮は非常に柔らかい。


農業と漁業はどうなの?


小規模な山地農地が多く、その数はヨーロッパ有数。土地がやせていて人手がかかるためギリシャの労働者の3人に1人が農業に従事している。さらに漁業は乱獲のために地中海東部ではボラやイカ、イワシ、マグロぐらいしか獲れなくなった。


観光業はどうなの?


年間500万人以上の観光客により膨大な国内需要が生み出され、ホテルやレストランは雇用を増大し、観光客の買い物は経済を活気づけている。地方の工房は観光客向けに陶器や革のカバン、サンダルなど手作りの土産物を作っている。

さらに島しょでは観光収入が農業漁業よりも多いため、漁港では漁船よりヨットの方が多い。


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次回は北の極地アラスカへ案内いたします

ギリシャ共和国 🇬🇷
人口 1076万人 (2017年)
密度 82人/km2 (2017年)
GDP 2003億ドル 
一人あたりGNI 18090ドル

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