竹林所有者の姿が見えないと、素早く竹の子を掘り出して横取りしてしまう

醜い竹の子盗り争奪戦ももうほとんど終わり。

 

現行犯で見つからなければ、遠山の金さんの白洲で

「証拠を出しやがれ」

と騒ぐ悪党の逃げ勝ちになるだけ。

竹林所有者が高齢で採りに来なかったのか、

犬散歩中に竹の子が伸びて「若竹」に成長しているのを見かける。



このまま放置すると「竹」になってどんどん伸びてしまうだけ。
こういう「若竹」の段階であれば「メンマ」を作れる。

「メンマ」って知ってるよね、

ラーメンのトッピングになってる柔らかい茶色の木みたいなアレだよ。


スーパーでは200円くらいでガラス瓶入りの桃屋の「メンマ」が売られているよね。

「メンマ」とは「味付け竹の子」で、

昔は「支那竹(シナチク)」と呼ばれていた。


桃屋の味付けメンマは、

台湾産の麻竹(マチク)を発酵、乾燥させ水に戻して
しょうゆ、砂糖、ごま油などで味付けしたもの。

「自家製メンマ」は面倒な発酵なんか必要ない。
作り方はとってもシンプルで簡単。

「若竹」の皮をはぎ、

横にして柔らかい穂先と硬い根元部分を切り分けるんだけど、
「若竹」は柔らかいので包丁で驚くほど簡単に切れる。
好みの大きさに細切りにして水洗い。

竹の子に白い粒が付いてる時があるけど、

これはカビではなく「チロシン」というアミノ酸だから心配無用。
水洗いすればすぐに取れるよ。

竹林から「若竹」を盗ってこなくても、

町の人はスーパーで売られている「たけのこ水煮」でも

「自家製メンマ」は簡単に作れる。
作り方は「若竹」と同じ。



竹の子(=水煮)200グラムの場合のレシピ

①味付け用
 水 100CC
 醤油 大さじ1
 料理酒 大さじ1
 鶏がらスープの素 小さじ1
 オイスターソース 小さじ1

 を混ぜておく。
 もちろん、お好みで豆板醤、XO醤、花椒(山椒)、ウェイパー、

 紹興酒とかを入れてもOK。

②味付け用
 ゴマ油 大さじ1
 鷹の爪(or赤唐辛子) 1本
 ラー油 数滴
 砂糖 大さじ半分


③作り方
 フライパンにゴマ油を入れて中火で熱し、

 香りが出たら切った竹の子を炒める。


 辛味が好きなら、この段階で鷹の爪(or赤唐辛子)を入れるといいよ。
 竹の子全体に油がなじんだら砂糖を加えて炒める。
 砂糖を入れることで甘みが増すだけでなく、渋いえぐみも和らぐ。


 ここで上記の混ぜた味付け①を投入。
 ひと煮立ちさせ、汁気がなくなったら完成。

お好みでラー油をかけたりして器に盛りつければ完成!
自分で作ったなら味わい深くて美味しさが増すはず。

さあ、「若竹」を盗ってくるかな。