親父は珍しくお店を休みにすると言って、昨日今日とお休みだった。


昨日は友達と飲みに行きたくて声をかけたが、みんな予定が入っており、僕の予定は何も無かった。


夜になって浮かんだのは、そう言えばスナックのママにお礼するの忘れてた!今日がチャンスだ!と思い、終電ギリギリの電車に急いで乗り込んだ。


たった1日なのに、色々あった。


最初、今日のお客さんは歌がめちゃ上手い常連のおじさんと女性のお客さん。


ママと、その※ママ(お婆ちゃん)がいた。


※書きずらいので、【ママちゃん】呼ぶことにします。


ママちゃんに会うのも久しぶりで、毎回会うたびにお通しをめちゃくちゃ持ってきてくれたり、すごい笑顔で迎えてくれる素敵な人で、僕を好いてくれている。


前は缶ジュースを2本もくれた。


それと、アロハシャツを着ていて可愛かった笑


ママちゃんを沖縄旅行に連れて行ったと前回ママがお店に来てくれた時に聞いていたので、それもあるのかもしれない。


常連の方は、前に何度か一緒に歌わせて貰っていて、歌うたびに熱い握手をする、この人も良い人だ。


一緒に歌う曲は、夏の終わりのハーモニーを歌う。


僕と常連さんの間でラップの曲縛りみたいになっていたので、常連さんはcreepy nutsを入れた。

流行りのブリンバンバンって曲。


僕はrip slymeの楽園ベイベー


2曲目はよくわからない曲、この人のレパートリーが凄すぎる。


僕はPUNPEEのお嫁においでを入れた。


途中、お笑い芸人のマツモトクラブに似た人が店を訪れた。


最近お店に来ているらしく、某有名アーティスト推しのバー?があるらしく、そこで飲んでいたらしい。


ラップよくわからないんですけど、歌入れて良いですかと聞かれ、


すいません!内輪ノリで勝手にやってただけなので、是非好きな曲入れて下さい〜と伝え、僕は少し申し訳なくなった。


全部描き始めるとキリがないので色々端折るが、一見さんが来た。


少し思想が強い人と、イケメンですごく丁寧な対応が出来る方と、某アーティストに歌声が似ている人、歌は下手だけど熱い曲を入れる人。


それぞれ個性があって面白かった。


途中、その人も常連の方なのだが優しそうな音楽好きの方が店に来た。


色々と話してみたかったので、周りの音が大きかったのもあってあまり会話出来なかったけど、少し話した。


このお店の常連のお客さんは大体良い人が多い。


居酒屋をやっている店主の方も来て、その人も良い人だった。


居酒屋に来るお客さんの話し、最近イカの漁獲量が減ってる話。


そして何よりショックだったのが、歴史あるお店が閉店していた話・・・


土地開発によって立ち退きを前から言われていたらしいが、それでも持ち堪えた方らしい。


その店は僕が生まれる前からあって、色々な伝説を残した。


レコードが大量にあって、少し薄暗いお店。


僕はあの最高の音楽と、雰囲気がめちゃくちゃ好きだった。


昔はバンドマンが話し合いの末、昼夜絶えず喧嘩しては語り合ったというおもろしい話がある。


お店の名前の由来もそこから来ているらしい。


最近は行けてなかった。


別に常連って訳ではないけれど、それでも10回以上は行ってるお店だ。


こうして少しずつ街が変わっていく瞬間を、歴史が終わっていくのを目の当たりにすると言うのは少し悲しい。


老害的思考になってしまうけれど、確かにオシャレな場所もできて人も活気もある街になったと思う。


けれど、あのワクワク感はもう無くなっていた。


スナックの常連さんたちが言っていたのは、そう言ってくれる若い子がいるだけで、俺たちは嬉しいと言っていた。


僕よりも地元の人の方が辛いに決まってるよなと、一度冷静に頭を切り替えた。


それから程なくしてお店はお開き。


店を出る前に、甘いガムを4ヶくれた。


始発も無いのでいつもならそのまま歩いて帰るところを、もう一件行きたくなってあるお店に向かった。


あそこなら朝までやってるし、久しぶりに行きたいなと向かった。


そこでも色々あった事を思い出した。