スナックの話はというと、久しぶりに店に入った。


前回も書いた通り多分6年くらい前に初めて入店して、先輩方から色々と教わったり、遊んでもらった。


顔つきが怖いけど、芸術系のお仕事をされているDさんや、ボサノバがうますぎる方、特にDさんにはお世話になった。


大体Dさんのボトルを奢ってもらっていて、ここだけは普段飲まないウイスキーのロックを飲む。



一度、友達と行った時に、凄い酔っ払いが店に来た時があった。


流石に度がすぎてると思ったのか、Dさんはお客さんに諭すように注意をしていた。


別に大声を出したわけでも無いし、荒い口調でも無かった。


ただ、それを見た友達は怖くて何故か泣いてしまっていた。


Dさんが友達に申し訳なさそうに謝っていた。


泣き止むまでお店を開いてくれてたママとマスターも本当に優しい。



そのあと、友達と2人で歩きながら帰ったことがある。だいぶ前の話しだ。



話は戻るが


最後に顔を出したのは約3年前、寿司屋で働いていた頃。


みんなにも食べてもらいたかったし、お世話になっていたお礼がしたくて、お寿司を5人前くらい持って行った記憶がある。


みんな喜んでくれているようで嬉しかった。


マスターも音楽活動をしている人だった。


その時音楽の話をして、バンドはやめると伝えた時のマスターの顔が忘れられない。


毎年年越しにはママからラインをくれていたが、


それから彼女と別れて、派遣をしていたらこんな落ちて行くのが億劫になっていた。


久々のスナックはというと、平日だったのもあってお客さんは2人だけだった。


1人は二十代中盤くらいの男性。


もう1人は多分60すぎのおじさん。


なんやかんやあって、二十代の子と仲良くなり連絡先を交換した。


髪を切っているらしい。


めちゃくちゃ感じも良い子で、お店も近いので顔を出したいなぁ。


おじさんはことあるごとにドラムを鳴らしにくるが、とにかくズレて歌いにくかった笑


お店が終わり、帰り道でおじさんと軽くおしゃべりしていたらお医者さんだったらしい。


スナックにくる人は、実はすごい人が多い気がする。


久々にあの空気感がたまらなく好きだったのを思い出した。


その後、下北のスナックもずっと顔を出せていなかったのが気がかりになっていたので、ちょうど良いタイミングだと思い、1人下北に向かった。