帰国して1週間以上経ちました。 

気持ち的に落ち着いてきたからブログ再開。

前回の自分のブログ読むと妙な日本語使ってる(笑) 

今回の旅で本を二冊持っていったけど 少し手をつけただけでほとんど読まず。

日本人ともそこまで日本人だけで話す事もあまりなかったから 日本語よりも圧倒的に英語で喋ってた。

オークランドで1日何時間も話してたシュンともペナンではウェスリーやテルヒ込みでいる事がほとんどだから 使うのは英語。

シュンはAUSに長い事住んでた経験があって 俺なんか足元にも及ばない英語レベル。

ウェスリーと三人で話してて ウェスリーがトイレに立って シュンと二人になっても英語で話してたり(笑)

前にイタリア三ヶ月居てから東南アジアへ行き そこで会ったアイリッシュの女の子に

「なんであなたは日本人なのにイタリアン訛りなの?」

と言われて初めて気付く位 染まりやすい(笑)

ベルギー人のウェスリーは四ヶ国語操れて 読み書きできる言語が一つ。
彼は簡単に言語のスイッチを切り替えられる。

俺は日本語と英語だけなのに不器用…

そんなんで日本語がおかしいです。


取り敢えず シンガポール後の事を。 

シンガポール~クアラルンプールまでシンガポールの格安航空会社タイガーエアー使って空港に着いたのが夜中。 
シャトルバスに乗って街の中心部に着いたのが夜中の二時過ぎ。 

お目当てのパキスタン宿があるエリアでは降りれなくて チャイナタウンで降車。

昼間は土産物売りなんかの屋台や人でぎっしりのチャイナタウンのアーケードもネズミがうろちょろする位。

取り敢えず 一晩はここチャイナタウンで泊まればいいやと思ってゲストハウスにチェックイン。


ところがこの宿で知り合ったロシア人のセヴァがまた面白い奴!
しかも宿の雰囲気もいいし連泊することに。
あとバックパック担いでの移動が面倒というlazyなのも(笑)

パキスタン宿に顔を出しに行ったら もう居ないと思ってたスーダン人のアリがいるじゃないか!

前回泊まった時 彼はアメリカから来る兄貴を待っていて 兄貴が来たら島にしばらく行くと言ってた。

アリはペナンの隣のランカウィ島に行ってて ちょうど帰ってきたばかり。


なんてタイミング!
アリが数日 島から帰ってくるのが遅かったら会えてなかった。

早速 二人で飯を食いに。

もう帰国直前だからとちょっと豪勢なディナーを食べた後 会計の時 もうすでにお金はもらってるって言われ エッ!と思ってたらアリが

「トイレに行った時に払っといた。
いいんだ 再会した記念だよ」


むしろ俺がアリに奢ろうと思ってたところの不意討ち。

アリ アリガトウ!!



帰国の日 飛行機は夜なんで昼間はセヴァ達と適当に歩きながら写真を撮りに。
モスクに一時間位いたりも。
セヴァは映像 視覚を楽しんでる。
彼はグラフィックデザイナーでもある。

俺もペナンでカメラマンやカメラ好きな旅人と過ごす事も多くて ペナン出る二週間前位から写真を撮る事を楽しんでた。

こういう繋がる流れは今回の旅で本当に多かった。


ちなみにセヴァは最初 俺が日本人だとわかると

「『ねこぢる草』

ってアニメ知ってるか?
俺、アレにクレイジーなんだ!
俺のノートパソコンに入ってるから一緒に観よう」 
って観てみると これがもう唖然!

旅中で考えてたり話してた事も出てくる。

海外で他の国の人からぶっ飛んでる日本のクレイジーでジーニアスなものを教わる事がある。


旅の終わり近くでこの作品に出会えたわけだけど ちょうど日本の地元にはコレについて話せる友達がいる。
彼は三年間 ベトナムに仕事で行ってきて 四月に地元に帰ってきた。

帰国してもまた繋がる。

パズルのピースとピースがくっつき たまたま手にしたピースがそのピースの塊にくっついていく そんな流れがある。

クライストチャーチで 友達の家に滞在してる時 その友達のコリアン友達が遊びに来て 彼とは音楽の話で盛り上がり 彼のオススメの

VANESSA MAEのSTORM

って曲の虜になったんだけど VANESSA MAEはシンガポールとタイ人のハーフ。 
これから行くシンガポール。
NZでコリアンから教わった。

しかもクアラルンプールでVANESSA MAEのCD買ったけど ちょうど旅直前にipodが壊れ まあいいやとポータブルCD買って持ってきてたから アルバムを楽しむ事ができた。

小さな奇跡や繋がりみたいなのがこの他にもやたら多い。
それももしどれか出会う順番が違ったら崩れてしまうのに順番通りにタイミングよく。


前にフランスのグルノーブルに友達を訪ねていった旅の時 二冊の本を持っていってた。
その内の一つが
ドストエフスキーの白痴。

クリストフが持ってた唯一の日本の映画が
黒澤明監督 原作ドストエフスキーの白痴。



クライストチャーチを出る時 友達が車でバス停まで送ってくれて その時に友達が

「私は運転してて道に迷い 二つの道がある時 信号が青の方を選ぶんだ。そうすると大抵 目的地に着いちゃう。そういう流れに逆らわない様にしてる。」


シュンがペナンでこう言ってた

「僕達は旅してて自分の中の深いものに触れ 第六感的なのが凄く磨かれるからそういう奇跡的な事を拾えるんじゃないかな?
ある学者が今の人間は五感だけど昔、80感まであったという事を聞いた事がある。」

それ聞いてある話を思い出した

イギリスがAUSに植民統治の時 アボリジニ(原住民)が話をせずにお互いが理解しあう事を疑問に思い イギリス人がアボリジニに聞いた

それに対しアボリジニが

「喋り過ぎるあなた達にはわからない事だよ」

という風な話を聞いた事がある。 

そしてシュンが

「聖書やコーランもあの時代の人間が読むのと今の時代の人間が読むのと全然違ってくるんじゃないかと思う。原文は同じでも もっと読み取れたんじゃないかな?解釈の違いとかではなくね。」


シュンはNZからインド ネパールと行って ネパールの山を15日間かけてトレッキングした。

村も何も無い 歩いていくと二時間ごとにロッジがあるだけの山を。

そこで彼はほとんどゆで卵とポテトだけの食事を15日間した。

シュンが

「言われてる栄養素的にバランス悪いし 足りてない。でも全く体は問題無かったし むしろ健康的。自然のど真ん中にいるのもあるだろうけど 雑念を取り払ってピュアになってたからかな」



構成考えず 思いつきで書いてるので まとまりないけど ウェスリーと話してる時もこんな感じで 何の話から始まったっけ?なんて事がほとんど。

夜から話し始めて 朝になるなんて事も度々。

でも一冊の本を読むのに数時間では終わらないけど こういう話しをしてると数時間で様々なジャンルの本を何冊も読んだ気分になる。

て事でかなりの長文になりました(笑)

ずっとペナンに。

ペナンを土曜の夜に離れ、日曜にここシンガポールに着いた。


今回の旅の半分以上をペナンで過ごした。

泊まってた宿には面白い人達が多く、彼らと共に”生活”をしてた。


特に一ヶ月以上一緒に行動していたベルギー人のウェスリーとはとことん語り合ったり、

ふざけあった。


そしてNZのオークランドに着いて旅の二日目に会って三日間ずっと一緒に過ごした日本人のシュンと

ペナンでバッタリ会った。

シュンがNZの後、ネパール行って、バンコクにいる時のメールは受け取ってた。

シュンもまさか俺がまだペナンにいるとは知らず。


それもバンコクからペナン行きの電車のチケットは残り最後の席。

もしそれが取れてなかったらペナンに来てなかったってシュンは言ってた。


ペナンでもシュンが道に迷い、そして俺はいつもなら昼飯は食堂に食いに行くけど、

その日はそこまで腹が減ってなく、フィンランド人のテルヒと軽い昼飯を買いにリトルインディアに行って、

宿の表で食い終わって一服してる所にふと知ってる顔が歩いてくるじゃないか!

少しの間、状況を理解できなかった。



もしいつも通り飯に食いに行ってたり、リトルインディアに飯を買いに行ってる時だったら、

再会してなかった。

 

シュンとペナンでバッタリ会う前にウェスリーと話してて、

ウェスリーとシュンが話したらどんなにAMAZINGだろうと考えてたら本当にそれが叶った。


想像通り、ウェスリーとシュンはとことん語り合う仲に。


そしてテルヒ。

彼女は俺に問いかけるWHO ARE YOU?って。


テルヒとシュンは議論で熱くなる時もあったけど、良い仲。

テルヒはシュンが出る時、タイミング的に会えなくて、テルヒの手作りアクセサリーを日本で

俺がシュンに渡すという使命が。



ペナンは島だけど、リゾート地には片手で数えられる程しか行ってない。

ほとんどをジョージタウンって所で過ごした。

下町だけど、世界遺産に指定されてる所だから、贅沢な場所だったんだなって思う。


宿に泊まってる旅人の半分以上が一ヶ月以上滞在してるヨーロピアンばかりで、

旅の期間も国出て一年とか三年とか。


みんな一つのアパートの住人みたいな感覚で、仲は良い。


俺がペナンを出る時、ちょうどドイツ人のおっちゃんやウェスリーも近々ペナンを出るって事で

宿の朝の番頭のMrケン達も交えて、ちょくちょく行ってたローカルの屋台バー!?で

ささやかなお別れパーティーをした。


人生で初めて酔っ払って次の目的地に旅立ちました(笑)

まあ、バスのエアコンが効き過ぎてるからすぐ醒めたけど(笑)



今でもあの場所に戻りたいと思う。

でも出る良いタイミングだったと思う。

俺が出る一週間位前からちょうど長くいた旅人達がバタバタ出だした。

ビザの関係でタイに行って一週間で戻ってきたおっちゃんもいるけど(笑)


80日以上ペナンにいるドイツ人のおっちゃんにペナンを離れる気分は?って聞いたら


「時は来たかな?ビザの事もあるけど、ちょうどメンバーがごっそり代わるしな。

まあ、またここに戻ってくると思うよ。まだこれから一年はアジアにいるし。」



ここで得たものは計り知れない。

寂しくないと言えば嘘だけど、嬉しい事も。


ウェスリーが八月に日本に来る!

日本での滞在は心配しなくていいからって誘ったら、ウェスリーは八月二日着の航空券を買った。


シュンが住んでる所も俺の住んでる所からそこまで離れてないし、また三人でペナンの夜を日本で。


もしかしたらテルヒも来るかもしれない。




話は変わって、ここシンガポールでようやく約八年振りのパリ以来にアウディと再会した。

パリで出会った時、彼は音楽を勉強しにパリに来たばかり。

今では立派なオーボエ奏者。

そしてなんと奥さんは同じ音楽絡みで知り合った日本人。


NZの友達の旦那さんは中国人だし、なんか小さな繋がりが。

そう、クライストチャーチでまた地震が。

友達は無事。

旅の前半はクライストチャーチの印象が強い。

あの街でまた地震があったなんて。

自分が滞在した街だからまた感じ方も違う。




そして今夜、シンガポールからクアラルンプールに向けて出る。

クアラルンプールから24日出発の25日に日本着。

いよいよ旅も終わる。


クアラルンプールでは前に泊まってたパキスタン宿に泊まるつもりだから、

パソコンは日本語を使えない環境なので次のブログは日本に帰ってからになると思います。




今回、海外で過ごす誕生日は三回目だった。


一回目はAUSのシドニー~ケアンズ間をバイクで旅してる時に立ち寄った小さな街で、
バッパー(宿)のドミトリーの同じ部屋のフランクフルト出身(ドイツ)のキャシー(名前覚えてる!)を誘って、
小さいバーガーショップでハンバーガーとビールで祝った。


二回目はインドのダラムサラ(チベット人街)で二人のドイツ人女性&日本人の女の子とビールで乾杯。


で、昨夜はいつも話してるドイツ人のおっちゃんとこれまたビールで乾杯。



ハハ、出来過ぎた話。

別に狙ってないんだけど(笑)


海外での誕生日はドイツ人とビールらしい。
不思議なもんだ。


次回、海外で迎える誕生日はどういう風になるのか?



ちなみにドイツ人のおっちゃんから誕生日プレゼントを貰った。

まさか誕生日プレゼントを貰うなんて思ってもみなかったからビックリ!

ダンケシェーン!!




プロフィール画像を変更しました。

ここペナンにあるリトルインディアの店で撮ったガネーシャ。

妖しい目にやられた。

蛍光灯の光が映ってるのはご愛嬌(笑)