小さいころあまり親にかまってらえずに

というかそれが子育てのやり方だと

独善的になっている親特に父親に育てられて

普段からあまりきれいな格好をしておらず

学校に行けばいじめられがちで

みんなからきたなーいといじられていた。

 

だから裸足で学校へ行こうならそれがやり玉になる

ということでその辺に落ちている靴下を履いて

何とか学校へ行っていた

 

てきめん僕の足は小学校低学年で

水虫になった。

 

中学校の頃友達が別の友達から

水虫水虫と揶揄されているのを見て

知らんふりをした。

 

子供と柔道をやるのが夢だったが

指の爪が異常な形になっているのにある日気が付いて

これじゃとてもとても

畳の上を裸足で歩くことはできない。

そんなに簡単に感染るもんじゃないと言っても

気持ち悪いものは気持ち悪い。

よその親御さんに嫌悪感を与えてしまう。

 

じいちゃんは息子君が髭剃りを使わせてくれなかった

「身内なのにけしからん」と怒っていた。

僕は「それは僕がそうさせているんだ」と答えた。

人の肌に触れるものは本人だけが使うんだ。

人のものは使うなと。

 

じいちゃんは「俺の水虫は親が俺に感染したんだ」と言う。

「だからなんだっていうんだ。

子供には絶対に感染さないって育て方が

どうしてできなかったんだ」と言ってやる。

 

じいちゃんが骨髄の圧迫骨折でまるっきり動けなくなったとき

僕が下着の取り換えのお世話をした。

その時足の爪がみんなきれいなことに気が付いた。

「あれお父さん水虫じゃなかったっけ?」

こんな足の爪じゃなかった?」と自分の右足の親指を見せる。

 

「そうだったけど直っちゃった」という事だ。

何もしないで放っておいても治るらしい。

でも僕はもう嫌だと病院に行き始めた。

 

友達が「病院に行って飲み薬をもらえばすぐ直る」と教えてくれたからだ。

もうこいつとはおさらばだ。

 

良くネットで水虫薬の広告が送られてくるようになった。

親指の爪が異様な形で中はスカスカボロボロで

見るからに何か出てきそうで気持ち悪い。

こんなの見せるなよとは思うが自分の足の爪も同じ状態なのだ。

なんでかなと思っていたがそうかネットで送られて来る広告は

人それぞれ違うんだったなと気が付いた。

 

こういう悩み事のない人のパソコンの画面は

綺麗だろうな。

 

皮膚科のお医者さんについでに左足の巻き爪の事を聞いたら

それは水虫が治ったら形成外科に行ってくださいと言う事だった。