息子君朝図書館に自転車出行くとき
寒くてたまらないという。
クリエイト出頭からすっぽりかびるふわふわの
頭巾を買って行った時の喜びようは
久しぶりに目にするものだった。
「今日は服を買いにつれて行って」と言う
いくらほしいと1万円渡したが
普通もっと高いだろう。
それでもいいかと行ってやることにする。
ユニクロか?と思ったらワークマンだって。
どうしてユニクロにしないのか?と聞いたら
最近ユニクロはブランド化してきて
高いという。
僕と同じことを考えてる
しかし僕がワークマン派だから
区別がつかなくなったら困るなと思った。
僕の遺伝子をしっかり受け継いで
ぼくより少し背が高いくらいだ。
結局ワークマンでフード付きのコート
手袋、アンダーシャツ、タイツを買う。
みんな柄ものだ。これなら間違えない。
ついでにとストレッチパンツのまたの部分が
いつもほどけるから直してもらえないかと
女性のおばさん店員に聞いたら
嫌そうな顔をされた。
無理もないか。僕も多分そうだと思っていた。
彼女に言う。
履きやすくて好きなんだけどまたの部分が
ほつれやすいです」と
「上の方に伝えておきます」と言ってくれた。
息子君はうちの周辺から離れたところの地理が
あまり頭の中に入っていないと思う。
僕も二十歳のころはそうだった。と言うか今でも
わからないところはいっぱいある。
しかし天気もいいし周辺を一周ドライブに行くことにした。
「ここの地名はなんていうか知ってる?」
「そんなことも知らないのか!なんて言わずに
丁寧に教える。
愛名、愛名だよ
ワークマンの所在地から西の方へ車を走らせる。
そして愛名入り口まで走って玉川球場方面にハンドルを切って
あそこに玉川球場があって玉川中学がある。
船子上粕屋線を通りながら、「ここの道にダイクマやヤマダ電機があるよ」とか
「ここを曲がると防災公園方面だ」とか教える
さすがにそのあたりは知っていた
246に出て左折して、「この国道246をずーっと行くと渋谷に行く
反対に行くと僕もわからないけど静岡県に行く」と知ってる限りのことを
話しておく。
そしてずーっと北上して荻野まで行きここを右折すると
神奈川工科大学の方へ行き左折すると
さっきのワークマンのところにつながってると教えておく。
実際に道なりに走ってやる。
そして家に帰る時も来た時と同じ道は使わず
毛利台を縦貫している道路を使ってどこに出るか教えておく。
サッカー少年だったころ試合に行った時の断片的な
頭の中の地図が少しずつつながってくるのが分かった。
帰ってからじいちゃんが体が全身痛だから
僕が駄菓子の仕入れに行くよと言う。
するとじいちゃん、
痛みをこらえて一緒に行ってくれることになった。
今度は僕がじいちゃんから
じいちゃんがいつも使う近道を教えてもらうことになった。
「そんなことも知らないのか!「とか「止まれのところでは
必ず一旦停止しろよ」とかうるさくてしょうがなかった。
警察に8000円取られたんだそうだ。
今日は親から子へ道を教える日だった。