電話だ!

頼んでいた問屋が

ビールを持ってきてくれたのか?

急いで外に出ると

子供たちが「来た!」と声を上げた。

 

子供たちから

「お店を開けてください!」って

掛かって来た電話だ。

本当はうれしいはずなんだが

今日まで僕は店には出られない

そこでじいちゃんに「店に出てくれ」と

お願いに行く。

 

じいちゃんは骨髄がんで

造血機能が思わしくない

ついに1月ほど前から

輸血を受けるようになった。

あれだけ元気で

僕が直せない天井裏の雨漏りも

登って止めて来てしまうような

91歳なのに

 

「血液が無いとこれだけ体がだるくなるんだ」

そう言いながら店に行ってくれた。

 

「○○はどうなんだ?」と息子くんのことを聞く。

「少しは手伝わせた方がいいだろう?」

僕もそう言われると弱い

大学受験に失敗して2浪の宅浪なんて社会との接点が

無さすぎだ。

 

子育てに失敗したかな

なんて

彼には彼の人生があると思う。

勉強もやってるみたいだし、穏健な息子で

大丈夫だと信じてる。

 

なんか最近やっている

アインシュタインも5歳まで・・・だったとか

誰それは何とかで失敗していたというような

偉人の裏話エピソードのコマーシャルが

心地いい