息子くんが受かったかどうか
妹おばちゃんたちも知りたがっている
僕は
「最後の中大と一緒に見るんだってよ」と言う
下のおばちゃんは
どうしてすぐに見ないんだと手厳しい
上のおばちゃんは
「無理もない、お兄ちゃんだって私に見に行ってくれって
頼んだじゃない」と言ってくる。
僕はそれはないだろうと思う
「俺はもう絶対受かるって思ってたから
そんな事頼まなかったよ」という。
あれで変に自信が点いちゃったから
次の司法試験でも絶対に俺は受かるんだと
思っちゃったんだけどね」
司法試験も
そんなに難しいとは思わなかったけど
利き腕で字が書けない後遺症があるので
かなわなかった。
これに受かれば障害に勝ったことになると
負けるのが嫌でだらだらやり続けちゃった
あの時の事故が無かったら
こんな事は全然考えなくて
もっと楽しい人生だったと思う
あおり運転で親御さんを失くしたお子さんとか
ある出来事でそれからの人生が
全く変わっちゃうんだよな
でもそれが世の中だからと諦めるしかない