利き腕の左手が、受難続き
この前、飼い猫の喧嘩を
止めようとして
近づいて、抱き抱えようとしたら
思いっきり引っかかれた
小指の付け根の皮膚を
グサリと鋭い爪が突き刺さって
引き裂いた。
昨日は、朝慌てて店の扉を閉めようとして
閉まりかかった扉から
親指を引き、抜こうとして
深い傷を負う
指先用の絆創膏は
店に置きっぱなしだなぁと
閉店した店に取りに行くと
病院に勤めている奥さんが
僕の怪我を見て、
これは病院で縫ってもらいなよ
そう言ってくれた。
そうしようと思うと
じいちゃんに話したら
明日は旗日だと言った
そうだった
勤労者に感謝しなきゃいけない日だ
ほんとに運が悪いな左手は。
そう思いながら左手を見る
小指の付け根に傷が治りかかっている
こんな怪我したかなぁ
そう思って、しばらく考えると
この前猫に引っかかれた傷だ
あんなに深かった傷がここまで治った
親指も治るまでほっとこうかな
いきものの体は
本当に便利にできている
どうして怪我をしても治るのかな?
ほとんど元通りに。