お葬式の準備に妹と父親が行った。
僕も行きたかったけど
配達があって行けなかった。
葬儀代に120万
そのほかに戒名を点けるとさらに費用が掛かる。
母親は家族葬を望んでいたというが
そのようにいかなかったのかな。
パソコンが古くなったから
新しいのが欲しいと言っていたら
買ってあげると言っていた。
息子くんは欲しい最新機種が
もう少し値段が下がるまで待つと言っていた。
当てが外れたね
やってあげると言っていたことは
全部やってもらうんだった。
僕も息子くんのおさがりを使うなんて言ってないで
買ってもらうんだった。
この年までかじらせてくれる脛を持っていたんだよな
小さなお葬式でよかったね
どうして○○なんかに決めちゃったんだ。
妹おばちゃんが言った。
じいちゃんがとっさに言いだしたんだ。
僕らは思い出した。
田舎は何かあると○○
払ったお金はその経費になって
職員は潤うんだろうけど
そしてそうやって経済は回って行くんだけど
もっと役に立つ
今生きてる子供たちのために金を使う
それがばあちゃんの望みだったはずで
そのことを思い出して
僕の泪はまたあふれてくる。