朝8時半から役員の人は集まってという事で
氏子総代の僕は行かないわけにはいかなかった。
まずは草刈りだから
草刈機に混合燃料を多めに入れて持って行く。
しかし、役員の人は社に上がって
中の仕事をお願いしますだって。
普段は閉まっている天戸を外すが
やり方がよくわからないと
手を変え品を変え何とか取り外す。
神主さんを迎える祭壇を作り
あとは周りの草刈りを手伝う。
氏子代表とは言え
今まで何にもやったことないから
会計担当の人が
写真を見ながらその通りに舞台をしつらえた。
神主さんが来て
祝詞を読む。
神主さんと言っても
普段は普通の公務員
うちのじいちゃんがこのへんの長老だという事で
出て来てもらって氏子総代の話をしてもらったよ
それはそれで助かった。
玉ぐし奉納も
この神社のやり方を心得ていた。
榊を置くとき
先っちょを祭壇に向けておいたら
それは反対だと小さな声で教えてくれた。
これで氏子総代の任務は終わりかな。
こうやって地域の伝統は受け継がれていく
しかし氏子は年々減って風前の灯だよ。
小さな神社の小さなお話
燃料を多めに入れた草刈機はどうしようかな。
別のところの草刈りをしに行けという事かな
神様は今年僕がまだ1回も
裏山の草を刈りに行っていないことを
お見通しみたいだ。