息子くんの部屋を覗く

いつもはそこにあるものがない

あちら側の机の上にも載っていない

机の下に下ろしたのでもない

 

息子くんが部屋に戻って来た時

パソコンのディスプレイはどうしたの?

と聞いてみる。

邪魔だから1階に持って行ったという。

 

どうして邪魔なんだ。

それに1階に持って行かなくても

別の机に移せばいいじゃんか

そう言うと

「あると見ちゃうんだ」という事だった。

 

ふーん、やっとそのことに気づいたか

僕も受験時代そうやって

何かを遠ざけたことを思い出す

 

何だっけ?

 

「今日前期化学演習3日目だろ?

何時からだ?」と聞くと

「今日は休む」と言いだした

 

「やったことの繰り返しだし

明日の英語の試験の勉強がしたい」だって

「範囲がものすごく広い」んだそうだ。

 

クラス分けが決まるんだそうで

今のクラスから落ちたくないという。

 

化学もしっかり受けて

明日の試験もしっかり予習して

上手く受かればそれが自信になるだろう?

と言っても気が進まないみたいだ。

 

「それなら自分がいいと思うやり方にしろよ」

という事にしてやった。

 

だんだん本気度が増してきたのかな。

というか講義を休みたがるのは

今に始まったわけじゃないか。