息子くん
学校を自主的に休んで
自学自主をしている。
なんて書くと
まったく普通だけど
いい年の高校生がこうしているのは
単なる不登校だ。
不登校の子を持つ親の気持ちなんか
分からなかったが
今は分かる。
なんてね
じいちゃんとばーちゃんは
なんてさまだと嘆いている。
僕はじーちゃんの教育の仕方がひどかったと
詰ることが普通だったけど
少なくとも誰も不登校にはならなかったから
その点では大きな声でものを言えなくなった。
どこからこんな事になっちゃったのかと
思ったりもするけど
過ぎたことをいくら後悔しても
何の得にもならないよね。
ネットを見て優秀なお子さんの話を読むと
すごく優秀なお子さんの事が載っていて
息子くんの事がちっぽけに思えて来て
どうしてこんな風にやってくれないんだと思う。
そして投げやりな感情が沸いてきたが
よその子はよその子とまた目が覚めた。
自分の子をあきらめてどうする。
どうなろうと最後まで面倒を見るのが親だ。
桐蔭高校の東大京大医学部コースを
退学して通信に代えてやり直そうとしていたのを
慰留されて今に至っている。
今日不登校を心配してくれる先生と
話をしに学校へ行く事になってる。
勉強と違うところにエネルギーを使うってのは
息子くん何やってるんだよと思う。
中学時代は運動と勉強とそこそこ両立させて
それがプライドだったけれど
桐蔭高校で回りは頭のいい子だらけで
更に運動プロパーで入ってくる子もいるような
高校で自分の立ち位置が分からなくなった
そこで自分で工夫してスポーツで憂さ晴らしを
しようとしていたらどんどん進む私学の勉強に
追いついていけなくなったのが真相だなと思う。
「勉強なんかやめようかな」とまで落ち込んでいたけれど
別に学校に入り直してとかいうのと同じように自分で自学自習して
何とか並の学力をつけたいと言うのも
何にもやりたくないという消極的不登校じゃないから
まだ安心して見守っているんだけど。