切手を扱っていたけど
取扱量が少ないからと
3月いっぱいで切手類販売契約を解除
される事になった。
でも店の前には郵便ポストがあるし
うちの店で切って販売があると
誤信してやってくる人がいるだろうと
じーちゃんはいくらかを残しておいて
来た人に分けてやる心算だった。
切手払い戻し期間が過ぎても
切手を戻しに行かないので郵便局が℡してきた。
「うちの前に郵便ポストがあって
切手を買いに来る人がいるだろうから
儲けなんか無しでも置いといてやれって
うちの社長が言ってるんですが」
そういう事を郵便局の人に言ったら
「売らないでください」とピシャっと言われた。
売ってしまったらどうなるか
ネットで確認したら
契約がないのに切手」販売したら
100万円以下の罰金
1回や2回、63円や84円売ったからって
いきなり100万円という事にならないだろうけど
ヒヤヒヤしながらそういう人の利便性を
考えてあげるのも嫌だ。
そこで取り置いたあった分も全部郵便局へ持って行く。
すると早速そういうお客さんが来たようで
「お前全部持って行ったのか
切手が欲しいっていう人が来たぞ!」って
じーちゃんが言っていた。
たしかに、うちに切手が無ければ
他に切手が買えるところまで
ちょっと歩いて行けるような距離ではないので
不便だろうなと思う。
でもうちにとって
儲けなんてなくて持ち出しのようなものだったから
無ければそれでもよかったんだ。
しかし、零細小売業は厳しいね