M先生とタイトルを付けたけど

M先生にはあまり関係ない

 

住宅金融公庫から融資を受けているが

3.1%の金利

これならうちがもっと安い金利で貸しますよと

メインバンクが言ってくれて

借り換えることになった。

 

妹おばちゃんがお兄ちゃんに

公民館で取れるから取って来てと言ったので

もう仕事納めだし取って来ようと

28日に証明書を取りに行く。

 

しかし勝手に納税証明書だと思って

納税証明書をもらって来たけど

銀行との話し合いの席で僕が取って来たよと

袋の中から取り出した書類を見て

妹おばちゃんが息をのむのが分かった。

 

「お兄ちゃん用紙の色はピンクだよ。

欲しいのは課税証明書だよ!」

 

なんだそうだったのか!

 

今日は年末で今日が最後

また取り直せない事はないけど

あの男性職員さんの顔が浮かんだ。

 

僕に注意してくれていたのに

僕が納税証明書を取っちゃったんだ。

銀行に確認すればよかった。

 

「年明けでもかまいません」

銀行さんの彼女が言ってくれた。

 

するとじいちゃん

「課税証明か・・

あるよ。こいつの課税証明、

役所から送られてきたやつ取ってある」

 

席から立つとおもむろに離れの自宅に向かって

走り出した。

 

「急がなくていいよ・・」妹おばちゃんが

声を掛ける。

 

そんな声お構いなしに走って行った。

それも普通の速さでだ。

 

88歳でもうすぐ89なのに

この体の丈夫さには驚かされる。

まあ頑張ってこのまま長生きしてほしい。

 

たぶんうちの一族の男性の長寿記録は

日々更新していると思う。

 

いやー今日も起きる時

腰に痛みを感じながら参っていた僕は

あそこまで生きられないなと思う。

 

でも、駄菓子屋で定年無くて

日々開店を心待ちにしてくれる子供たちと

話しているとこうなれるのかもしれない。

 

M先生、うちの父親よりは若かったと思ったけど、

亡くなったんだ。

 

そう、この前の同窓会の翌日

こちらに泊りがけで来ていて

次の日学校と本厚木駅の周辺を

友達の車で案内してあげたっけ。

いい思い出になったな。