息子くんは
学校のオンライン授業の
課題を提出しなくなっていた。

最初の2回分だけだ
僕もロイロノートを覗いて
よかった。
これが10月まで続いていたら
僕が学校に行かされるところだ。
呼び出しを食らって。

僕は息子くんの部屋に行き
どうして課題を出さないのか聞く
ついていけないのなら仕方がない
勉強なんかやめて他の道でも
しようがない

聞いてみると
そうじゃないと言う

だったらなぜ出さないんだ。
普段からちゃんとしてないと
自分が時間を使いたい時に
課題がでたり居残りしなければ
ならなくなったり
俺がよびだされたり
のちのちしっぺ返しがくるんだよ!

うっせーなーと低く
唸っていたが
今回ばかりは黙っている
つもりは無かった

何がうるせえだばか!
ちゃんと決められたことを
やらないと周りの者が
しなくていい苦労をするんだ

それは中学で
家庭科とか技術で
やっておかないと
試験間際に苦労するよと
言ったことで
よくわかってるだろう?

僕の剣幕が今回は
ただごとじゃないので
やっと課題の提出を
するようになった。

しかし肝心の数学が
数Pと数Qの両方とも出していない
わからないのかと聞いたら
どうもそうらしい

文系に変わるかと聞いたら
そんなことしないと言う

いまさらコース変更なんて
言うのはこっちも困るから
理系で通すつもりなのが
わかってホッとした。

しかし数学はそんなに
むずかしいのかなと歯がゆい

まあな、俺も落ちこぼれたからな
そう言ってため息をついた。

数学も捨てないできちっと
やっておくべきだった。

高校の時数学担任に怒られた
ことを思い出す。

臨海セミナーで物理の授業が
始まって、三角比の使い方を
すごくわかりやすく教えてくれた

ひさしぶりにそういう言葉を聞けて
ホッとした。