アカヤが2階の僕の部屋に来た

どうしたんだ。また外に出してほしいのか?

 

部屋を出て階段を降りるとアカヤもその後をついてくる。

そして玄関ドアの方に行った

僕は付いて行って開けてやる。

すると外へ出て行った。

 

しばらくしてまた僕の部屋に来た

なんだよ、とまた降りて行くと

今度はドアの方には行かない

 

餌かなと思ったが

餌のお皿のある台所の方にも行かない。

 

アメリカ大統領選挙の深い闇を

NHKスペシャルで見ていたじいちゃんとばあちゃんの

そばに行く。

 

「なんだよこいつ。俺にも大統領選挙を

しっかり見ろって言ってんのか?」

 

「分かったよ」と言ってそこの椅子に腰を下ろす。

 

すると今度は僕のそばにやって来て

後ろ足で立って僕の体に手を掛けて伸び上がって来て

更に右手(右前足)を僕の腕に伸ばしてポンポンとやる

 

「何か用事があるんだね」と言って立ち上がる

そしてアカヤの後をついて行く

ばあちゃんもじいちゃんも不思議そうに

見ている

 

アカヤはまた外に出たいの?

ばあちゃんが僕に聞く

 

「知らない。出たいんだろ」と言ってアカヤの後をついていく。

 

「でもそっちの窓はネコ用に少し開けてあるよ」とばあちゃんが言う

あ、本当だ開いていると思った

 

ところが窓が開いていると気が付くと

途端に外に出る気がなくなってアカヤは引き返してきた。

 

僕はせっかく下りてきたのだからNHKスペシャルを椅子に座ってみる。

するとアカヤはそこら辺の臭いを嗅ぎだした

 

じいちゃんが「こいつ、いつも俺がやる裂きイカが欲しくて

しょうがないんだな」と言った。

なんだそれが結局の目的だったのかと思った。