アカヤは外に出たいとき
僕の歩く前に飛び出て来て
玄関ドアまで先導するんだ
僕もそれがわかってるから
ああ外に出たいんだなという時は
逆らわずついて行ってあげる
そしてドアを開けてやるんだ
猫の習性かなんだかわからないけど
すぐには飛び出さないで
周りに敵がいないか
しばらくじーっと外の様子を伺う
そして何もいないとわかると
外へ出て行くんだ
なかなか出て行かないから
こっちがしびれを切らして
背中をちょんちょんとつついてやる
すると振り向いてにゃんと鳴く
もうだいぶ前からこのことには気が付いていて
いつもそうやるたびににゃんと鳴かせていたけど
今日はいつものように1回や2回じゃなく
何度も繰り返してみた
すると毎回きっと振り返ってにゃんというのを
繰り返した
きっとこのにゃんは「やめろよー」という事だろうから
テープにとっていろいろなケースを集めれば
猫語が解読だできるなと思った
足でつつくだけでなく押し出そうとすると
出る気が無くなって家の奥にすっこんでいくというのも
かなり前からわかっている
外に出るか出ないかは自分に残された
最後の自己決定権だと感じているらしい
猫のくせに