朝ドアを開ける音

ハッと目が覚める

アラームがジャンジャン鳴っているのに気が付いた

アラームを掛けておいても起きられなかったことが

度々あったけど,、こういう事だったんだなと思った。

ものすごくけたたましいアラームの音も

僕の眠りの壁を打ち破ることができないんだ

眠りの世界に入り込んでこないんだ

 

息子くんに起こされて

今日は息子くんの待ちに待った学校再開の日な事を

思い出す。

学校に持って行く教科書を今頃になってそろえてる

でもまだ朝早いから時間はある。

 

しかし、そこで「今日の時間割がわからない」と言い始めた

「鞄の中に入っていた茶封筒どうした?」

 

たしかに僕が取り出し中を確認した

しかしすぐに戻したはずだ

自分の部屋と息子くんの部屋を

何度も行き来したが見つからない

 

最初の日からこれか

あるはずないよなと思いながら

「ベッドの下は?」と言う

息子くんが覗いて見ると

「あった!」

 

僕は弁当を作らないといけない事を思い出す

昨日買って来た弁当箱を使おう。

そして、ご飯を詰めて蓋をしてカチッとストッパーを止める

止める‥止める・・と、止まらない

何度やっても止まらない!

 

買った所へ持って行って

止め方を教えてもらいに行くしかないのか?

 

ついに昔からあるタッパーの弁当箱を引っ張り出して

またご飯を詰めた。

かなり時間を無駄にしたなと思いながら

息子くんの部屋に出来上がった弁当を持って行く

 

ついでに閉まらなかった弁当箱を持って行って

「この蓋の仕方わかるか?」と聞いた

 

すると受け皿だと思っていたカップを反対側のかぶせる蓋にして

ぱちんと止めればなんの問題もなかった

 

買ったときの姿に戻った。

そうだ、こうだったよな。

 

さすが息子くん頭がいい

何て言うのは冗談で

自分の頭の老化具合が心配になった。

 

 

学校は毎朝の検温を義務付けるそうだ

体温計を持って来て体温を測る

37.3

本当か!

 

これじゃ学校へ行けない

別の体温計でも図ってみる

37.1

朝のドタバタは何だったんだ。

僕も5時半に起きなくって

もっと寝られていたのに

学校に行くのはあきらめて

電話連絡したよ。