テレビを見ていたら

AIの技術の進化で

職を奪われそうになった人が

機械の操縦から営業に回してもらって

過酷な将来を何とかしのごうとしている

外国のドキュメンタリ-がやっていた。

 

「チビもAIに使われるよりもAIを利用する人間に

なって欲しいな」と僕が言う

 

ばあちゃんが「この前有名大学の引きこもりの学生を集めて

うかうかしてるとそう言う物に職を奪われることになるぞって

いう番組やっていたよ」と言う。

 

AIが仕事を奪うなんて遠い話かなと感じたが

考えてみればうちの店も

昨日スポーツセンターの人に言われたことが

そうだなと思った。

 

「施設利用者の利便性を考えて

ICカード対応の自動販売機にしたいのですが。」

先週そう言われたからそれを無視するわけには行かない

 

早速卸業者何とかボトラーズの担当さんに電話して

「ICカード対応の自販機にしたいと言われたのですが」と相談する

担当さんは即座に「それはできません」

悪い予感。段々僕の予感が現実化して来た。

 

業者さんが言うには

「それをするのならうちが直で管理する自販機でないとだめです」

そりゃそうだよな

入金があってホストコンピューターに指令が行って代金を決済する

うちが入り込める余地はない。

 

自分で自分の首を絞める報告をスポーツセンターの職員さんに

伝えなければならないことになるなと感じたけど

ずるずる伸ばしても何にもならない。

そこに行くついでを見計らってすぐに伝えた。

 

するとうちには厳しい返事が返って来た。

「お宅との契約は来年3月までですよね」

やっぱり来たか。僕はそれを聞いて口ごもる

「はあーそうですが、これを切られると厳しいんですが・・」

 

だとしても社会の進歩の足を引っ張りたくはない

来年3月の契約更新の時にうちとの再契約は無くなることになりそうな

雰囲気になって来た。

 

僕が高校生の頃からやっていた仕事だな

学生の頃は僕はジュースの自販機への補充には来なかったけど

父親やパートさんが延々と補充してくれていた。

それを僕が引き継いで

寒い日も暑い日もお金や商品が詰まったら呼び出されて

スポーツ大会で在庫が切れたら何度も補充したり

必死に対応して

 

うちの県で国体があった時

自販機の入替で小さなうちの店が締め出されそうになった

それにもめげず運動して陳情してとどめてもらって

 

最近も「期限切れ商品を販売したら

契約は即座に解除します」と言われて

注意しながらやって来たのに

自分のせいではない所から打ち切りという

状況に追いやられるとは

 

それも大きな時代の波に乗れないってことだなと痛感した。

 

久しぶりに自販機の中を掃除して帰って来たよ。