ツナ缶の価格変更、先生にお願いしたか?

じいちゃんが聞いてくる。

20円ぽっち、たった6缶だし

そんなの良いよと勝手にうんうん言っておいた

見積もりも出してしまったし

 

そう思って注文書を見返してみると

何と36缶だった

うわっと思って急いで先生に連絡する

もし消費税を加えた原価より下回ってたら

うちはツナ缶については儲けがないどころか

赤字

じいちゃんが気が付いたらまたネチネチ言われる

 

先生申し訳ないんですが・・

と言って事情を話す。

しかし生徒から猛材料費を集金してしまった後なので

と先生も困った風

ツナ缶の金額はいくらですか?と聞かれ

請求書の金額を確認すると

儲けはほとんどないけど赤字にはならない金額であるのに

気が付いた。

いつもかなり低い金額しか請求しないので

僕が勝手に乗せているのだ。

 

ああ、この金額ですね

この金額ならそうですね

こちらの勘違いでした。

先生どうもすみません

丁寧に謝って引き下がった

 

別にマグロにしなくっていいじゃん

カツオのままなら普通の儲けなのに

かなり割りを食ってしまったが

まったくじいちゃんの思いつきには振り回される。