チビの勉強が2学期は思わしくない。
「ランクを1つ下げたら大和高校かな。
そこに行くようになったらサッカーはできないね」
そう言っているとじいちゃんがそれを聞きつけた。
「どうして大和高校だ?」
じいちゃんは自分が厚木だったから
やはり孫には厚木高校にいってもらいたいのだ。
僕は「2学期の勉強失敗しちゃったからだ」という。
すると「勉強の態度からしてなっていない」と言い出した。
「自分から勉強やるように仕向けなければだめだ!」とか
「朝いつも車で送って行くなんてことをしているからダメなんだ」と
グダグダうるさい。
「自分が厚木高校へ行けたのは戦後の混乱期で
運がよかったところもある」と
母親が父親の話として教えてくれたことがある。
「もう一度戦争が無ければ、
うちから厚木高校へ行ける人間は出てこないよ」
と僕は言う。
まあ入ってくれればうれしいけど入れなければそれはそれで
仕方がないよ
僕と一緒に努力してくれたことが大事だ。
今日も模試の直前まで
一生懸命に昔やった勉強の復習を
半分眠りながらパパの大声に
必死に聞き入ってくれて
そういう息子がいるだけで感謝すべきだろ
チビの勉強が少し失敗したからって
僕が落ち込んでどうするって感じだ。