アカヤがクロヤが寝ていたところに寝ていた。
殺処分ゼロといううたい文句でこの数日前うちの周りの野良猫が大分捕獲されたという。
クロヤが死んだのはそれが原因じゃないかと母親が言い始めた。
殺処分ゼロと言いながら捕獲のためにはかなり強力な薬を使い・・
或いは、ゼロというのもまやかしだったり
ありえない話ではないなと思った。
しかし、もしそうだとしても
首輪もさせないでまた外で放し飼いにしていたうちにも落ち度がある。
そうだったとしたら、よくうちまで戻って来てくれたものだ。
結局死んだ姿を見る事が無かったら
どこに行ったのだろうといつまでも気にする事になる
クロヤもアカヤも家の者を心配させた前科がある。
クロヤは学校の休暇中に学校の校舎に忍び込んで
鍵を閉められてしまい
チビがかすかに聞こえる鳴き声に気が付いて
夜中に警備会社に来てもらい出してもらった事があった。
きっとまたそうやってどこかで生きているに違いないと
暫く、記憶の底から消えるまで思い続けていただろう。
この世にいる僅かな期間を
一緒に過ごしてくれて楽しかった