「砂利を引くから立ち会ってください」という。
「関係住民の立ち合いが無いと砂利は入れません」と言うのが役所の指示だそうだ。
「境界の線も一応引く」と言う。
今回もう一方の杭が明らかになったという。
今までに判明した分と変わらないと言うから安心した。
父親は風呂に入っていた。僕は「お父さんも行けよ」と言った。
あとでつべこべ言われるのは嫌だからだ。
でも行くとうるさい気がする。
僕は10時半からという事だったのでその5分くらい前に出た。
マンションの隣の住宅地の長年もめて来た境界のある通路をくぐると
住宅地のみんなが集まっていた。
組長さんが「私がたまたま組長をやっているこの時にですが
ここにみんなが通れる通路を作ろうと言う事になりまして、
砂利を敷くにあたっては周囲の地権者立ち合いの下でやって欲しいと言う事なので
皆さんに集まってもらいました。
境界については○○さんが資金的に余裕がある時にお願いする事にして
今回は砂利を引くことにします」と言うような話をした。
話が終わって父親と僕と組長さんやその他の人が暗渠の方へ進む。
途中に立っていた木は人の高さくらいで切られていた。
暗渠の上に降りてウェルシーの擁壁の際を探って父親が
「ここのあたりに境界標があってそこから内側に・・・」とか言い始めると
組長さんは言い終わらないうちに自分の話を始める。
それで父親はむっとするのがわかる
がよくよく聞いてみると結局お互いが言っているのは同じことだ。
しかしこのまま二人で話させていると
またほんのちょっとの違いを見つけて難しい話になって
訳がわからない後味が悪い事になるのだ。
だから積極的に割って入ってもう二人で話をさせないようにした。