父親が「こんな甘いものばかり飲んじゃだめだよ」と言い始める。

「俺が飲むんじゃねえよ。チビだよ」という。

「チビでもだめだよ、こんな甘いものばっかり飲ませちゃ」

 

僕は「甘いものばっかりじゃないよ。あいつが一番好きなのはお茶だよ」という。

「お茶ばっかり飲ませてろ」というから、

「お父さんだって甘いものいっぱい飲んでるじゃん」という。

 

すると「お前がそんなもん買って来るからだよ」という。

「お前が甘い物ばかり買って来るから量を減らすために食べてやってるんだ」

 

「そんなに甘いもの飲んでもそれだけ長生きできるんだからいいじゃん」という。

すると母親が「そうだよ。あんただって若い時は甘いものいっぱい食べてたじゃん」という。

も「それがお手本になっちゃってるんだよ。いいよそこまで長生き出来りゃ」と言う。

 

「85 になってもバイクでそこいらじゅう飛び回り、癌になっても5 年も生きてりゃ

みんなすごいって言ってるよ」と母親が言う。

 

やっと父親は黙った。うるさくてしょうがない。