宿題の社会をよくする作文

やっぱり選んだ題材が良くなかったのかね

遅刻をしないための心構えみたいな。

遅刻の神様が怒っちゃったみたいだ

 

今までしたことが無いほどの大遅刻

心配して先生が電話をかけて来たって。

それほどの大遅刻

 

朝早くから今日の試験の準備をして

ちょっと早めに切り上げて

学校の支度だと僕は言った

 

チビは宿題を点検し始めたんだけど

 

ない ない ない

英語のプリント

英語の夏休み宿題プリントが無い!

 

一生懸命探し始めてずるずる時間が

消えていく

いつもならもう中学校の校門に降ろしてる時間だよ

 

見つからない

 

☆彡

 

ファイルを手に取ってその一番後ろのよく見える所

そこにお目当てのプリントを見つけて

あ、あった!

無くすと困るから一番わかりやすい所に入れておいたんだ

こんなことになるとは・・と言葉を失ってた。

 

大急ぎで学校へ自動車で送っていく

校門のアコーディオンカーテンの鉄扉が締まってる

もう普通、生徒が来ないから閉じちゃうんだね

 

「べ、べつの門に回ろう」とチビは言う。

僕は「多分横に引けば開くだろ」

そういってチビを降ろす

小学校に配達に行くからその辺の事情は分かる

しかし開け方がわからないみたいだ

 

僕が開けてやろうとシートベルトを外し車から降りようとすると

鉄扉を開けて向こうの校舎に走っていくチビの姿が見えた。

 

やっと一件落着。宿題も見つかりハッピーエンドと思って

家に帰ると

「先生から電話がかかって来たヨ!」とじいちゃんとばーちゃんが

慌てふためいていた

 

今日提出する遅刻をしないための何とかの作文

昨日の提出期限に間に合わないで

今日も大遅刻

本人は今までにないほどの出来栄えだって僕の前で喜んでいたけど

優秀作品は市のコンクールに出しますって言うけど

優秀作品にはなれないね