アカヤ猫が帰って来てみんな喜んで

じいちゃんの喜びようったらありゃしない。

 

アカヤがいなくなったことについて

あれこれ想像して

それが膨らんで

妄想になって

「誰それが猫が嫌いだから

捕まえて車で遠くに持って行って

捨てやがったんだ!」とか

 

こっちが聞いてて

「そんな事ありっこない」といっても

「そんな事あるかい!お前はいつも俺の言う事を

信じねえ!」と

反対に突っかかって来る始末

 

僕がじーちゃんを説得する言葉を聞いて

我に返ったばーちゃんも

じーちゃんの言う事「信じちゃってたよ」という事だ

 

そこへ疲れ切ったアカヤのご帰還

 

僕は妹にアカヤが帰って来たという連絡と

アカヤになった心算でショートストーリーを送った。

 

そんなこんなでじいちゃんが言っている

アカヤ失踪のストーリー

どこかで聞いたことがあるストーリーに

代わっている事に気が付いた。

 

のらニャンと喧嘩になって遠くまで走ったら

帰る道がわかんなくなって

遠くをさまよっているうちに

やっと見覚えのあるところに帰って来たと

 

妹おばちゃんから聞いたみたいだね