今日もアカヤが僕を呼んだ

しかも階段の下から

時間だから降りて来なよと

言っていたのかな

 

ちょっと待ったが

今日は僕の部屋まで来なかった

 

じいちゃんが餌をやろうと

餌袋をカシャカシャやってる

ホラじいちゃんがお前に

餌をくれるよ。

行ってごらんと言っても

僕が離れると僕についてくる。

 

僕が離れるたびにそうして来るから

歩きにくくてしょうがない

 

ホラじいちゃんが餌をくれるだろう?

じいちゃんも待ってるのにそっちに行こうとしない

 

仕方ないからもう一度

アカヤと一緒に餌場の台所に行く

 

ははあ、これか、と

カラカラの水のお椀が目に入る。

 

水をなみなみ注いで

キャットフードの横に並べてやると

おなかが空いて喉も乾いている猫は

どちらから口を付けようか

ちょっと考えていた。

 

餌を食べたかと思うと

すぐ水を舐める

かと思うとまた餌の皿に戻る

 

すごくおなかが空いていて

すごく喉が渇いている

そんな風だ

 

「おお、やっと気が付いてくれたよ

わからせるのも一苦労だ。

じいちゃんじゃこの倍苦労するから

パパにわかってもらうしかないんだ」

 

そうか!

階段の下から僕を呼んだのは

おなかが空いて

階段を上る余裕もなかったんだ。