じいちゃんがチビ猫を逃がしてしまった
チビはじいちゃんチビ猫よりのろまなのかと笑ってた
いや、ちがう。
チビ猫は外に出してやったとき物陰に隠れて
じーっと動かなかったんだ。
だからじいちゃんはチビ猫は逃げないだろうと油断していた
そして人影がなくなったところで
ソローリソローリと動き始めたんだ。
猫の常套手段だ。
まあこれで一つ心配ごとがなくなった。
うちにいるよりも
野良で気ままに暮らした方がいいかもね
ペットのキャリーボックスは蓋を開けて外に出してある
じーちゃんはそこで食べた猫ゼリーの味が恋しくなって
また戻って来るかもしれないと思ってる
そこまで芸が細かければうちの飼い猫決定なんだが