朝ルイスの息子が ご飯だと呼びにきました。パンと目玉焼きと玉ねぎのケチャップ炒めだったそうです。 あちらは単品で出したつもりだったみたいだったそうですが、その取り合わせを見てびりー君は、もうこれしかないと勝手にハンバーガーにして食べたそうです。 単品で食べるよりは数倍美味しいような気がしたといいます 。
ペルーではあまり変わり映えのしないメニューが何日も続くのが一般家庭では普通のことみたいだったということです。びりー君がこれから戻る今のルイスの親戚のお宅にお世話になった時もそうでした。それに味覚が日本人とはちょっと違いました。 ルイスが言うには「日本で言う醤油がペルーではレモンだ」ということです。そして、そのレモンというのも日本のレモンよりずっと酸っぱいみたいということです。びりー君の家の近所に住んでる人の若奥さんが「日本のレモン甘いです」と言っていたそうです。 日本人ほど食生活は豊かではないということで、やはり経済力の差っていうのが影響しているのかなと言う印象だったと言います。
しばらくして、ルイスの妻のマノーラの兄が訪ねてきました。 やはり軍関係者で、海軍でカピタン(キャプテン)だそうです。ルイスは「自分は来年MAYORになれる」と言っていたそうです。マイヤーとかカピタンとか軍の階級の事はびりー君は詳しくはないそうでわからなかったそうです。マイヤーとは MAYORのことかな。普通スペイン語ではマイヤーとは発音しない。 でもそれが正しいとすれば、辞書によれば 参謀長あるいは市長の事みたいです。 カピタンについて言えば軍隊の指揮官ということで、責任ある地位であることは違いないみたいです。ルイスの親類は軍関係者が多いみたいだと感じたそうです。
びりー君は「11時までにここを出るぞ!スーツケースの準備をしてあるか?」と急かされました。もたもたするわけにはいかないので、旅行中は何でも先に先に片付ける事を心得ていたので準備万端整っていました。びりー君がこのときの文章を書いたのは7月19日リマのルイスの叔母さんの家だったという事です。ペルーに来て最初にお世話になったお宅です。 びりー君は、ルイスに「この旅行の最中カメラを盗まれなかったらこの家に置いてってやるよ」っておいたそうです。びりー君のカメラですが家の物中の思い出も詰まっているカメラだったそうで、 家に帰ったら怒られるかなと心配になったそうです。
でも、日本なら新しいのがいつでも買えるさ 約束の履行は今しかできない。そう思ってカメラはおいて行くことにしたそうです。安物だったそうですが。
「前の晩は結婚式に招かれて大変だった」ということで 後でそのことについて触れてくれるそうです。