引越しの思い出 ブログネタ:引越しの思い出 参加中
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かなり昔で、車を運転して新宿にある大学の近くの下宿に荷物を持って行った時の事


あれは今考えるとひやっとする思い出だった。


246を渋谷方向へ快走と思っていたら


横浜のあたりで坂を下っている途中


僕の車を追い抜きざまに車の窓から何か僕に大声で叫んで行った人がいた。


助手席にいた女性だ。


何かおかしいことがあるのかなと車を止めて確認。


こっちも運転は慣れていなくってどこが悪いのかわからなかった。


引っ越しを手伝ってくれる友達と大学の正門で待ち合わせしている。


いそがなきゃ


車は問題なく動いたからそのまま乗っていった。


明治通りに入って車の流れは悪くなった。


それでも友達との待ち合わせには間に合うだろう。


信号待ちを何度かするうちに、エンジンがプルプルプスンと止まった。


どうしたんだ!と慌てたがこの次にすべきことがわからない。


車から降りたがどうしようもなかった。


通行人の若い男性が車を路側につけるのを手伝ってくれる。


押しても車が動かない。


彼はギアをニュートラルにしなきゃ動かないよと教えてくれた。



車を路側につけたもののどうするか。


近くの修理屋を見つけて飛び込もうか?


エンジンはどうだ?とかけてみた。


ブル、ブル、ブルルンとかかったではないか。


待ち合わせしている友達のところへ急ぐことにした。



彼は待っていてくれた。


よかったあ、と彼を載せて下宿するアパートまで乗せていくつもりだった。


しかし、車はこと切れていた。ここまで乗せてきてくれたのは奇跡だ。


大学の正門前で車をエンコさせたのは僕が初めてじゃないか?なんて思った。




明治通りでエンジンが止まった時に教えてもらったことがもうここで役に立つ


友達と二人でアパートまで押していく。


修理屋さんに見てもらったところセルモーターが焼けているそうで


ボロ車はそのまま廃車だ。


そんな車しか使わないうちの父親を恨んだ。


運転し始めはボロでいいんだと言うことだろうが


大間違いで、運転し始めこそ故障しない車がいい。


横浜の坂を快走しているとき、窓を開けて呼びかけて行ってくれた人を思い出した。


多分ラジエターの水が水蒸気になって煙っていたのかもしれない。