ペルーのトイレ事情の悪さには参ったを通り越して腹が立ったとびりー君は言います。折からの体調の悪さでレストランとアエロペルーのオフィスとそれぞれのトイレにお世話になったそうです。


 レストランのトイレには紙がありませんでした。ルイスが店内のナプキンを大量に掴み取って渡してくれたからなんとかなったそうです。いつも持ち歩いているロールペーパーを、体調の悪さにも関わらずに忘れてしまったそう、でびりー君は「うかつだった」と言っていました。


 また、便座に腰かけるための小さな輪っかがなかったということです。びりー君は仕方ないから腰を浮かせてやったそうですが、うまく入ったからよかったものの、しくじった時のことを想像するとぞっとした」ということです。水みたいなうんちがすごい勢いで飛び出してきたそうです。


 地球の歩き方には輪っかのないときの対処法が書かれています。読者投稿らしいですが、輪っかのない便器の上にしゃがむということです。それは思いつかなかったなとびりー君は感心したそうですがそれはとても危険です。

 

 無理に洋式便所にしようとしないで地面の上にしゃがんでやる和式トイレにすべきですよね。。


 アエロペルーのオフィスのトイレは水が出なかったということです。どうやら、手桶でどこかの水を汲んで流すらしかったということでした。しかし、これを知ったのはあとのことで、びりー君はこの時は自分の痕跡がどうにもならず焦りまくったということでした。


 きれいな女性が何人もいて自分の排せつ物をそのうち誰かが見つけるのだと思うとびりー君は恥ずかしさでいっぱいだったそうです。トランクが来るまで誰もトイレに入らなかったのはせめてもの救いだったそうです。


 そういえば、あのレストランの便座にナプキン流しちゃったな。詰まってなきゃいいがと思ったそうです。

日本のトイレでもナプキンは流せないですよね。


 レストランでは、ヘルスメーターというか体重計を胸に抱えて、びりー君がトイレから出てくるのを待っている少年がいたそうです。びりー君は自分の体調が悪そうなのに気が付いてそうしているのかな?と思い、悪い冗談だぜとつい大人げなくムカッとしてしまいました。これも最悪の体調のせいだということです。

「日ごろのスタンスが吹っ飛んでしまった」と言っていました。