雲間から魅惑の光が

差し込んできた。


ある人は「薄気味悪い光だ」と言い

絶望の光に見ゆる。


また、ある人は「優しい光だ」と言い

希望の光に見ゆる。


色々な光がこの世の中にはたくさんある。


同じ一つのものが幾重にも見える。


心に差し込んだ光が人それぞれ

違う輝きを放つ。


今、君に降り注ぐ光はどの様に見えている?


君と共に雲を眺めながら

ふと、君と同じ光が見えた様な気がした。





さらさらと舞い降る雪が

美しく輝いていた。


この白銀の世界に取り残されたかの様に

一人たたずむ


周り一面、白き荒野が広がる

人っ子一人いない聖域に

私は今一人たつ


誰もが一人、この世界に

取り残されそして途方にくれる


この白き世界よ

私は今一人立ち

天に手を広げ

さらさらと舞い降る雪を

仰ぎ見る。


雪の結晶が私に降り注ぐ


そっと雪が私の顔を撫で

慰めてくれる


今日も美しき雪に囲まれながら

想いに馳せる

届かぬ想いに胸を焦がし

人知れず涙を流す


吹雪が止む頃

私は静かに

空へと昇り行く


愛しい風となり

雪となり

あなたへと降り注ぐ


そして今吹雪が・・・

遠く、待ち望む空

いつか君が見た空を

夢に見た。


あの頃のままの君の姿が

僕に笑いかけた


君の笑顔につられ

僕が笑う


何もかもがあの頃のままだ。


時が流れ

やがて色あせる


この季節になると

ふと君を思い出す。