悲しき華

誰か
私の涙を止めて下さい

悲しみに打ちひしがれて
何もかもが虚ろで
実体がないよ

この悲しみの根源は
何か分かっている

どうしようもない現実だと
分かっているのに
涙がポロポロと溢れだす

誰か
この苦しい心を解き放って下さい

悲しい現実を受け止めたいけれど

心が張り裂けそうで
現実を見れない

君が振り向かないのは
分かっているけど
認めたくないよ

君を忘れられたら
どんなに楽になるかって
分かっているのに
忘れられない

どうにもならい恋だと
気付いているのに
何故に心が
君から離れられないのだろう？


あと少し時が経てば
君のことも
忘れられる気がする
でも今は忘れられそうもないよ


誰か
この想いを消して下さい

この想いを
消す事が出来れば
心は苦しみから
解き放たれ
私は自由になれるのにね

どんな想いも
そう簡単には
消せないって
分かっているのに
楽になりたくて
焦っている

望みのない恋という名の華は
儚く散りゆく
その辛さもいづれは
この華と共に散りゆく

その時まで
あと少しだけ
待ってみよう